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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年04月03日

この改元が民主党政権下で行われなくて良かったと、心から思う

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 4月1日に新元号「令和」が発表され、新聞各紙がこの新元号について社説で論評している。

 予想通り、読売と産経は好意的に捉えている。読売は「令和」を「おおらかな情緒を感じさせる2字ではないか」と評し、安倍総理が発表した選定理由を引きながら、「長年育まれてきた日本の文化や美しい自然を、次の世代に引き継いでいくという願いを込めたことは理解できる」と肯定的に報じた。

 産経は、万葉集を「天皇から庶民まで多彩な日本人が詠んだ和歌を集めた優れた古典であり、元号の典拠にふさわしい」と保守メディアらしい論評を記しつつも、「正式な手続きは、新天皇の下でとるべきだった」と釘を刺し、「将来は制度を改め、閣議決定した元号を新天皇が詔書で公布されるようにしてもらいたい」と、至極真っ当な指摘をしている。私個人も、今回の「即位を前にした改元」は異例であり、政府も対応方に苦慮したことは理解しつつも、政府が新元号を内定の形で発表し、新天皇が署名した詔書のかたちで正式に公布されたほうが良かったと思う。

令和


 これも予想通りで、朝日と毎日は、改元を否定しづらい空気を感じつつも、それを政治の側で主導した安倍総理の影を薄めることに必死である。毎日は、選定理由を引きながら「安倍カラーのにじみ出る選考だったのだろう。ただし、新しい元号に意味づけをしていくのは、あくまで国民である」とし、朝日も「元号への向き合い方は人それぞれだ」としたうえで、「改元で社会のありようがただちに変わるものではない。社会をつくり歴史を刻んでいくのは、いまを生きる一人ひとりである」と書いた。

 両社に共通するのは、改元という国家の一大行事を前にして、個人が国家に従属するわけではないという論点だ。朝日も毎日も、「元号で個人を縛るな」と言いたいのだろう。しかし、その個人の多数が、「平成」が終わることへの淋しさを感じつつも、「令和」を歓迎しているように思う。改元が個人を縛るものだという意識が多くの国民の内心にあるとすれば、彼らはその主張をもっと強く出したはずだ。彼らの社説は、弱いヤツが「覚えてやがれ!」と吐き捨てて、喧嘩の場から去る光景を想像させる。

 「令和」そのものを真っ向から批判できないのは、野党も同じだ。そして彼ら野党は、以前からのアプローチと同じく、その批判を安倍総理に向けている。改元の発表を政治ショーだというのだ。

新元号で安倍首相を批判=野党 (時事)

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は2日の党代議士会で、新元号の発表方法について「ちょっと安倍晋三首相がしゃしゃり出過ぎじゃないか。ぺらぺらとテレビで(新元号の)解釈や自分の思いを言うのは政治家として慎むべきだ。首相が思いを述べるほど元号が軽くなる」と批判した。
 社民党の又市征治党首も記者会見で「首相は個人のアピールの場と勘違いしているのではないか」と苦言を呈した。


 為にする批判としか言いようがない。今回の改元は、慣例とは違う手続きになったため、政治の側が“表”で果たす役割は多かった。改元は国家の一大行事であり、時の政権が説明責任を果たすことは当然であり、また必須である。国民に元号の意味を伝え、希望を与えるのも政治の役割の一つではないか。改元ネタでこのブログに登場する内田樹も、朝日新聞で「政権が元号発表を政治ショー化した」と批判しているが、古来から元号には意味付けがされてきたのであって、安倍政権だけが殊更それをアピールしているわけではない。

 辻元のコメントを読むにつけ、この改元が民主党政権下で行われなくて良かったと、心から思う。枝野幸男が元号を発表し、菅直人がその元号に込めた思いを語る姿を想像するだけで、悪寒を覚えるのだ。


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