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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年03月01日

米朝会談は成果なしで終了 ~ 結局、ガンは文在寅?

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 いったいどんなツラを下げて本国に帰るのか。平壌からハノイまで、2日半かけて移動してきた金正恩は、同じ行程を手ぶらで帰ることとなった。28日にハノイで行われた、2度目の米朝首脳会談では、米トランプ大統領が北朝鮮に対して安易な譲歩を与えることも危ぶまれたが、結局両者折り合わず、決裂した。前回の会談で交わされた文書もなければ、共同記者会見もなし。目立った成果が何もないまま、両首脳は帰国の途に就いた。

 この会談は、ぶっつけ本番に似たものだった。米国が実務者協議を提案したが、北はこれを拒否。議題の本格協議に入ったときには会談まで1週間を切っていたという。前回は7回もの実務者協議を行っていたが、それに懲りたのだろう。実務者協議を重ねれば米側に押し込まれると判断したのか、それとも自国の外交部隊を信用していなかったのか。今回は首脳同士の直談判にかけた模様だが、若い指導者は米国のビジネスマンを説得できなかったようだ。

金正恩とトランプ


 トランプ大統領は会談に先立ち、北朝鮮と金正恩を持ち上げる発言を繰り返していた。会談前日の夜には、「(会談は)大成功するだろう」と語ってさえいた。その前振りを甘く見たのか、金正恩は寧辺(ヨンビョン)の核施設について非核化措置を約束し、加えてミサイルを発射しないことの見返りに、経済制裁の完全撤廃を要求したという。あまりにむしがいい話だ。「ミサイルは打たないが、寧辺以外の核は残す」というのは、北を核保有国として処遇せよという要求にほかならない。恐らく、功を急ぐトランプの足元を見たつもりだったのだろうが、話はそんなに簡単ではない。米国には日本という同盟国があるのだ。

 北が何故交渉に失敗したのか。ここからは推測の域に入るが、恐らく文在寅のアドバイスを参考にしたからではないだろうか。南鮮の文在寅は、米朝交渉のパイプ役としての立場を公言し、裏方に回るそぶりを見せながら、しかし「自分がど真ん中にいればこその米朝雪解け」というシナリオを描いていたはずだ。米国の同盟国の元首として、米トランプ政権の要求を理解する立場にある。文在寅はそれを北に伝書鳩のように伝え、金正恩に助言を送っていたはずだ。米朝の実務者協議の少なさも、それなら説明が行く。

文在寅


 三・一なんちゃって独立運動記念日に先駆け、米朝が合意の着地点を見出し、朝鮮戦争の終戦宣言など飛び出せば、文在寅にとっては満点の出来だった。米国が制裁を解除しさえすれば、大手を振って南鮮による援助を送り込むことができる。もう瀬取りを追及されることもない。晴れて来たとの宥和政策を進めることができたはずだったのに、その交渉は決裂した。

 米朝が合意に至らず、何ら成果もないままハノイを後にしたのは、文在寅が真ん中に入ったからだという仮説は、あながち可能性がないとも言えないと考える。1秒でも早く制裁を解除させたい南鮮と、北への支援はしないとしていた日本と、どちらに有利な結果だったかは、もう指摘するまでもないだろう。1度目の米朝会談から8か月かかって、2回目が開かれた。次の会談がいつになるかはわからないが、相当な長丁場を覚悟しなければならないだろう。問題は次の交渉まで、「北が持つか」だ。


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