FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2019年02月25日

沖縄県は県民投票結果について、通知以後のことを国に要求してはならない

← 応援クリック、ありがとうございます。

 私にとって、寝る前にYouTubeを観るのが日課だが、ここ最近で最もほっこりした動画は、今年1月8日の天覧相撲の両陛下ご行幸の映像だ。観客は日の丸や手を振り、両陛下への敬愛を示し、両陛下が国技館をご退出なさる際、観客から自然と「万歳」が起きた。皇室と国民との心理的距離の近さを観る思いがしたものだ。


 昨日、東京の国立劇場において、天皇陛下の御在位30年を祝賀する記念式典が執り行われた。自宅で直立して陛下のおことばを拝聴している途中、陛下が原稿の順番をお間違えになり、皇后がフォローに入られる場面を見ながらちょっとハラハラしたものだが、この順番をお間違えになるお姿について、ネットでは「可愛い」とか「ほっこりした」などという感想が出ているそうで、日本は良い意味で平和だと感じる。ちなみに、私はテレ朝の中継を観ていたのだが、式典を通しでは映さず、アナウンサーとコメンテーターの話を被せて、安倍総理の式辞はすべてカットだった。

 同じ2月24日、沖縄では「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設埋め立ての賛否を問う県民投票」が行われた。投票結果では、移設反対が過半数を超えたが、投票率自体は僅かに50%を超えた程度だ。沖縄では1996年、「日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小に関する県民投票」が実施されているが、その時の投票率(59.5%)にも遥かに及ばない。県民の過半数は単純計算で57万8148票だ。沖縄県の条例では、最も多く得票した意見が投票資格者総数の4分の1に達したとき、知事はその結果を尊重しなければならないとし、また、首相や米大統領に通知すると定められている。どうぞ通知したらよろしい。しかし、通知以後のことを要求してはならない

 そもそも、この県民投票は法的拘束力を持たないという意味において、一種のアンケートと言えるだろう。選択肢には「賛成」、「反対」に加え、今回は「どちらでもない」が加わった。これは、当初、県民投票に参加せずと意思表明した自治体を玉城デニーが説得するために用意した折衷案だ。しかし、仮にこの「どちらでもない」が最多得票だった場合、玉城はその「どちらでもない」(≒「どっちでもいい」)という民意に、どう責任を取ったのか。または取り得たのか。そういう意味からも、この県民投票は茶番であると言わざるを得ない。

玉城デニー


 県に付託されるのは、地方行政である。外交、安全保障分野は、国の専権事項だ。県の意思で、国の安全保障政策を変えることはできない。何故なら、沖縄以外の他県を含む国家レベルの安全保障に、沖縄県単体で責任を持てないという、小学生でも理解できる理由からだ。それ以前に、既に最高裁判所の判決が出ている件を県民投票で決めるという発想自体が間違いなのだ。

 前述の1996年の県民投票では、「日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小」は投票率が59.5%だったが、「地位協定見直し・基地整理縮小」に賛成を投じた有権者数は、総有権者数の過半数を超えていた。これには、法的拘束力を持たずとも、一定の価値があった。しかし、今回の「辺野古移設反対」は、アンケートでは過半数だったが、有権者数の4分の1を超えたものの、96年のレベルには及ばない。沖縄メディアや左派全国紙はこの結果を無視するだろうが、それが数の現実でもあるのだ。

 沖縄県は、どうぞ結果を政府と米国に「通知」したらよい。だが、重ねて言うが、「通知以後のことを要求してはならない」のだ。立憲民主党の陳哲郎幹事長は「県民の民意を全く無視する基地建設の強行は、断じて許し難い。直ちに辺野古での工事を中断すべきだ」との談話を発表したそうだ。陳は、鳩山政権下で外務副大臣を務めていたが、その鳩山政権は辺野古移設を是とする方針を閣議決定している。これを詐欺と言わずして、何と言おうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2019/02/25 07:07 ] 政治 | TB(0) | CM(9)
カレンダー
01 | 2019/02 | 03
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ