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昨日10日、自民党大会が開かれた。安倍総裁が三選を果たして以来、最初の大会である。総裁任期の三期目に入った安倍自民は、憲法改正、日露関係、拉致事件を含む北朝鮮問題など、様々なテーマに取り組んでいるが、足元の課題は、なんといっても4月の統一地方選と夏の参院選だ。
選挙に負ければ、総裁任期を三期に延長した意味がなくなる。政党支持率では他を圧倒する自民党だが、それは国政レベルでの話。地方となれば、また様相は違ってくる。候補者擁立が落ち着かない北海道知事選では、前科者が「北海道独立宣言」なる政策をひっさげ、野党統一候補として立つ。サヨク色の強い北海道や沖縄などを含め、政党色が比較的弱い地方選では、野党の体たらくがそのまま票数に反映されるわけではない。安倍総裁は、その選挙に関して、こう強く語った。
12年前の亥年の参院選でわが党は惨敗した。当時、総裁だった私の責任だ。片時たりとも忘れたときはない。政治は安定を失い悪夢のような民主党政権が誕生した。あの時代に戻すわけにはいかない。厳しい戦いだが、まなじりを決して戦い抜く先頭に立つ決意だ。
この発言に難色を示す者は、ふた通りに分かれる。ひとつは文字通りの政敵であり、もうひとつは身内だ。その身内からの批判は、先の総裁選の前から安倍氏を批判する、党内野党の石破茂である。
【自民党大会】石破茂氏、首相の民主政権批判演説に不快感 (産経)
自民党の石破茂元幹事長は10日、都内で開かれた党大会で安倍晋三首相が「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけにはいかない」と訴えたことについて「過去の政権を引き合いに自分たちが正しいと主張するやり方は危ない」と批判した。党大会後、記者団に語った。

(単なるイメージ画像です(^^; )
石破氏はまた、首相と石破派を除く6派閥の事務総長が6日に首相公邸で会食したことに対して「意図は分からないが堂々とやるべきだ。(公邸)裏口から(各派事務総長が)入る姿勢はいいとは思わない」と述べ、不快感をみせた。
総理との会食からものの見事にハブられた石破派だが、総裁選に出る時から、負けた時の冷や飯は覚悟していたはず。石破派からは「何が(総裁選が終われば)ノーサイドだ」と反発の声が上がっているそうだが、ノーサイドにしないのは、総理の批判ばかりしている石破本人も同じではないか。
石破氏は、総理の「悪夢のような旧民主党政権」という言質に関し、「過去の政権を引き合いに自分たちが正しいと主張するやり方は危ない」と批判した。だが、日本国と日本国民にとって、あの旧民主党政権はまぎれもない悪夢だったことは「事実」であり、「悪夢」だったからこそ、今の旧民主党系野党の低支持率があるのではないか。国と国民のことを思えば、「悪夢のような民主党政権がの時代に戻すわけにはいかない」というのは当たり前の話だ。

石破の「過去の政権を引き合いに自分たちが正しいと主張するやり方は危ない」という批判は、安倍内閣に独裁というイメージを持たせるのが狙いだったのかもしれない。これと同じ解釈は、もうひとつの「文字通りの政敵」の方からも出てきている。サンプルとして、あの山口二郎大センセーのTwitterから引用しよう。
アベガーの山口二郎には、「安倍総理の悪口を言うしか能がない政治学者」という称号をプレゼントしたいくらいだ。「今はない政党」というのは、民主党という政党が無くなれば、彼らの失政は帳消しになるという論理から出て来るのだろうが、これこそ国民を愚弄する話である。政治には連続性がある。野党時代は自民党批判ばかりしていた細野某が、自民党二階派に入って批判されるのは、その連続性故のものだ。民主党をヨイショしていた政治学者の過去も消えない。市民連合なる組織を作り、共産党とまで連携して国家の破壊を目論んでいた政治学者がいたことも、連続性として、後世まで語られることになるだろう。

安倍政権に色々問題もあることは確かだが、政権は、秋葉原にいた「こんな人たち」にも、「悪夢のような旧民主党政権の残党」にも負けてはいけない。
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