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今日のと南丹市で予定されていた香山リカの講演が中止になったそうだ。同市によれば、「日の丸の服を着て行ってもいいか」などとする電話が市に5件あり、「当日大音量を発する車が来たり、会場で妨害や暴力があったりしたら大変やろ」と市役所を訪れて告げる男性もいたそうだ。
先ず言っておくが、暴力をほのめかすことで言論の自由を脅かすような行為を、私は断じて容認しないし、非難する。ネットによると、この脅迫まがいの脅しを市に対して行ったのは、地元南丹市の敬愛倭塾という団体だという。真偽のほどは不明だが、やり方がいかにもまずい。香山リカはバカだが、彼女は犯罪を犯しているわけではないから、妨害者は言論を封じ込める言論の敵になってしまう。少し頭を働かせ、講演を傍聴し、香山が演題としてあげていた「子どもの心を豊かにはぐくむためにー精神科医からのアドバイス」というテーマから逸脱する政治的発言などがあれば、それを告発するだけでよいだろう。
まぁ、元はと言えば、南丹市のミスキャストであり、同市にも熟慮を促したいところだ。

さて、香山やその取り巻きは、案の定、この講演中止を反右翼の宣伝活動に使っている。お笑いなのは、しばき隊の野間易通の、このツイートだ。
野間のこのツイートは、一見正論ではあるが、著しい言行不一致だ。作家の百田尚樹氏は、これまで何度も殺害予告を受けており、過去にはサイン会の爆破予告まであったそうだ。もちろん、この事案をしばき隊によるものと言っているわけではない。しかし、野間が香山の講演中止を批判するなら、百田氏への脅迫についても批判すべきだ。これをやらないと、ダブルスタンダードになる。ついでに言うと、百田氏の本は買うのではなく万引きしろと犯罪教唆した手塚空は野間の仲間だろうが、野間がこのツイートを批判したという話は、寡聞にして聞かない。
私は香山の講演を妨害した人たちの行動を、繰り返して言うが、否定する。だが同時に、香山が自身の名前や立場を使って行う言論活動で受ける、反香山の言論や行動は、彼女自身が払わねばならないコストだともいえる。香山は我々一般人とは違い、精神科医、大学教授という肩書で知られる著名人のひとりだ。彼女が発する言論も、中指突き立ててカウンターパートを罵倒する行動も、それに反対する勢力が存在することを理解していて実行しているのだ。要するに、香山リカは「一方的な被害者」ではないのである。
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