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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年11月03日

安田純平氏本人によって梯子を外された「自己責任論批判」

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 南朝鮮で起きている徴用工訴訟事案に対する世論の反響は極めて大きいが、その恩恵にあずかった人のひとりが安田純平氏ではないだろうか。安田氏帰国に際し、英雄視する側と自己責任を主張する側で論争が起き、氏は話題の中心にいた。しかし、南鮮で起きたトンデモ司法判決のお陰で、安田氏に対する注目とかまびすしい議論は、幾分分散したわけだ。

 その安田氏が、意外と早く記者会見を開いた。3年余りの拘束は地獄だと言っていたが、地獄は彼の健康状態を損なっていなかったということだ。いずれにせよ、氏の会見は注目を集め、会見の様子を生中継をしていたテレビ局もあったようだ。その中で、拘束生活の実態や解放のプロセスと等しく、議題に上ったのが「自己責任」に関する考え方だ。ここで、自己責任論を批判していたメディアは、安田氏本人によって見事に梯子を外された。

川村晃司
「安田純平さんが日本に帰国されてですね、このことは世界の報道機関も報じておりますけど、いわば、匿名のネット上でのバッシング、あるいは自己責任といったような、ある意味ではですね、自分たちの日本の今の社会を映し出しているような、日本社会の、民主主義のある意味の姿、あるいは民度、文化の許容度を映し出しているようなあり方が、現在ネット上を含め、メディアのそうの中にあるわけですけども、こういした日本社会の現状について、安田さんはどのように受け止められていますか?」

安田純平
「私自身の行動によって、日本政府ならびに多くの皆様に…御迷惑というか、おかけしたということもありますので、私自身に対して批判があるのは当然のことであると考えています。何があったのかということも含めて皆様に批判いただき、検証いただくというのは当然であると思ってますので、そのことについては、特に私の側から…疑問というのは特にないです」

安田純平


「自己責任についてなんですが、当事者である私が述べるのは、非常に言いづらいものがあるんですが、紛争地のような場所に行く以上、当然自己責任であるというふうに考えています。これは紛争地において、日本政府が何かしらの救出をするとかいうのは非常に厳しい環境にある。だからこそ政府は退避勧告といったものを出している。そういった場所にあえて入っていく以上、自分が相応の準備をし、何かあった場合に自分に起きたものを自分で引き受けるという、まぁ準備、態勢としての準備。自分自身の心の準備をやって入るものだと思っています。そこで自分の身に起きるものに対しては、はっきり自業自得であるとは考えています」


 会見の仕切りはテレ朝の川村晃司だった。川村は「時間がないので1問だけ」と言った上でこの質問をぶつけた。川村には、ネットを中心とした自己責任論での安田批判に「先ずは一発かましてやろう」という打算があったということだろう。川村の思惑は、見事に外れたのである。

 安田氏には、帰国から会見を開くまで、ある程度の時間があった。当然ながら、この自己責任論に対する安田氏自身の肯定は、世論を見定めたうえでの発言だったのだろう。紛争地に、政府の指示、指導に逆らって入り、その指示、指導を真っ向から批判していた過去があった。今回の解放に尽力したのが、その批判の対象であった政府なのだから、恩を仇で返せば批判は更に高まる。安田氏には、そういう情勢に対する対応策が必要だったということだ。

 左派メディアは、安田氏本人に自己責任論批判を語らせようとしていたのだろう。川村のいの一番の質問は、そのような底意を感じさせる。メディアの意図は、安田氏を利用した自己責任論批判、ひいては権力批判だ。メディアがそのために安田氏を利用しても、結局批判を一身に浴びるのは安田氏自身だ。そんな不利な勝負を、安田氏が引き受けなかったということでしかない。

 テレ朝の川村の仕切りも、ネットで話題となっている。時間がないと幾度もコメントした上で、川村が指した質問者はテレビ朝日、朝日新聞、東京新聞、毎日新聞、日テレ、共同通信と左のオールスターで、産経と読売は質問すらさせてもらえなかったという。これでは、都合の悪い質問は遮断する意図があったと見られてもしょうがない。

 いずれにせよ、左派メディアによる、安田氏を利用した自己責任論批判は、見事に失敗した。安っぽい「安田氏英雄論」も、説得力を削がれたかたちだ。彼らがこれからどういう反撃に出るか、見ものである。


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[ 2018/11/03 08:49 ] 社会問題 | TB(0) | CM(4)
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