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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年10月12日

葬式でのヤジを擁護する非常識な脳科学者、茂木健一郎

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 8月に死去した翁長前沖縄県知事の県民葬が、9日、那覇市の県立武道館で行われた。招待された安倍総理は外交日程のため、菅官房長官が代理出席し、安倍総理の式辞を代読した。その際、場を弁まえない基地反対派から怒号が飛び、式は殺伐としたものとなったようだ。

翁長前沖縄県知事の県民葬 玉城知事は「県民は遺志を継ぐ」 菅長官に「帰れ」「嘘つき」のやじも(産経)

 首相の式辞を代読した菅氏が「基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意だ」と述べると、一般参列者から「嘘つき」「帰れ。来なくていいよ、お前は」などとやじが相次いだ。
 県民葬終了後、稲嶺恵一元知事は記者団に「悼む場というのは非常に静粛であるべきだが、やむにやまれぬ思いの人たちの気持ちも分かる」と述べた。自民党県連副会長の照屋守之県議は「非常に残念だ。国も沖縄の問題を解決したいということで、翁長知事と一緒になってやってきた」と語った。


 やむにやまれぬ思いがあるなら、何をやっても許されるというものではない。例えば殺人犯が殺した人の葬儀に出て罵声を浴びるならわかる。だが、社会通念上、葬儀でヤジや怒号を飛ばすのは、日本人の感覚で言えば、明確なマナー違反だ。

 こういうふるまいの擁護には明らかに無理があるのだが、それが可能だとしたら、擁護する人の言説は単なるポジショントーク以上でも以下でもない。恰好のサンプルが、脳科学者の茂木健一郎だ。茂木は、あのヤジ、怒号を「お声がけ」と言い換え、 場を弁えまないふるまいを中和した上で、ブログにこう書いている。

菅官房長官にお声がかかった件について考える(茂木健一郎オフィシャルブログ)

菅官房長官が代読された安倍首相のメッセージ自体は、その文字をたどれば立派なものだった。「沖縄の方々の心に寄り添い」という趣旨の文言もあった。それでもあのような声がかかったのは、今までの中央政府の姿勢が、いわば、そのような言葉とは真逆だったからだろう。

菅官房長官の「沖縄の方々の心に寄り添い」という言葉を素直に受け取って「頼むぞ!」「待っているぞ!」「いよっ、官房長官!」「日本一!」といった声がかからなかったのは、「そんなこと言って、またどうせゴリ押しでくるんでしょう」という不信感があったからにほかならない。

茂木健一郎


本当に沖縄の方々の心に寄り添う気があるんだったら、既定路線に従ってゴリ押しするのではなく、真摯に話し合って、アメリカにも掛け合い、たとえば菅さんや安倍さんが沖縄に入ってタウンミーティングすればいい。そうする気がどうせないだろうと思われているから、あのようなお声がけになる。

今回菅官房長官へのお声がけについて、礼儀に反する、不謹慎だといった反応があるが、これほど物事の本質を外した論はない。社会的変化は、礼儀だとかそういうことをとっぱらった感情のやりとりによってしか生まれない。アメリカ公民権運動の歴史を見よ。日本における「礼儀」は単なる思考停止である。


 政府には沖縄県民の心に寄り添うことも大事だが、同時に、国家安全保障という使命がある。寄り添うだけなら、誰でもできる。しかし、国防という中央政府の使命のひとつを完遂しようとすれば、寄り添うだけでは、その使命を果たすことはできない。政府は、普天間の辺野古移設という方針を決定して以来、沖縄県に対して真摯に向き合い、対話を重ねてきた。それをぶち壊したのはルーピー鳩山政権だ。永遠に話し合いをしろというのは、憲法9条信者の「武力ではなく対話による平和論」と同じだが、この問題は既に政治的には決着したイシューなのだ。政府がごり押しをしているというが、「ごねる」ことで「政府がごり押しをしているように見せかけている反基地勢力」という見方の方が正解ではないか。

 日本の文化や風習においては、死者に鞭うつことは慎み、静かに送るというのが礼儀ではないか。「礼儀に反する」「不謹慎だ」という意見は、そのヤジや怒号が日本人の一般的な価値観に反することに対する批判である。同時に、彼ら反対派には、葬式ではなくても、反論の機会はあるのだ。ヤジだけではなく、葬儀を反基地運動、反政府運動に利用したことも、不謹慎の極みではないか。「社会的変化」にもそれなりに適した場所があるはずである。

 いくら脳科学に長けていても、こういう説を唱えるのであれば、茂木健一郎はただの非常識人である。


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