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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年09月21日

安倍総理圧勝 ~ 総裁選で見えた進次郎の魂胆と打算

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 昨日の自民党総裁選は、安倍総裁が圧勝し、三選を果たした。安倍氏は国会議員票で、従前の予想通り8割以上を獲得したが、党員票では甘利選対が設定した55%をようやく超えた程度にとどまった。石破氏の善戦を報ずるメディアが圧倒的に多いが、結果から見れば、安倍総裁の圧勝と表現するしかない結果だ。

安倍総裁、三選


 安倍総理の選挙戦最終日の街頭演説といえば、無論、秋葉原だ。最後の街宣で秋葉原に現れた安倍総理を露払いしたのが、麻生副総理兼財務相である。麻生氏は、石破陣営の「干すな」「パワハラはやめろ」を逆手に取り、こう語っている。

「冷や飯を食わせるな、とか言ってる人がいます。7年前、私が総裁選に立候補したとき。私は言った。『私についてきたら、間違いなく冷や飯を食わされる。その覚悟でついてきてくれ。』そう言ってついて来たのが、安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明、こういった人たちです。この人たちは、その後1年間冷や飯を食わされ、無役でした。『冷や飯を食わせるな』などと言う人には『覚悟』がないんです。こんな覚悟もできない人たちに国を任せることはできない」


 まさしく、これが政治の世界における権力争いというものだろう。現職の総裁に盾突いて、総裁選に出馬はするが、「勝っても負けた方を干すな」というのはあまりに中途半端な戦の戦い方である。まして、石破はこの選挙戦で、安倍総理の人間性まで批判の対象としていた。10月1日といわれる人事と内閣改造では、石破派を容赦なく干せばよい。

 注目された小泉進次郎は、投票の直前になって、石破支持を表明した。「安倍さんか石破さんかという二者択一に見えて、そんな単純な話ではなかった」と語り、「自民党は違う意見を押さえつけるのではなく、違う声を強みに変えていく党でなければいけない」と加えた。どうも言っていることが良く分からない。二者択一でないなら、白票を投じればよいだけの話ではないのか。

 進次郎は、総裁選が始まった当初から、どちらを支持するか、明言を避けた。ギリギリまで引っ張って、自分の価値を高め、票を高く売る戦法だ。石破支持表明を投票日直前まで待てば、党員、党友相手に石破推しを煽ったことにはならず、安倍陣営からの批判は避けられる。一方、石破を支持したことによって、石破に恩を売れるばかりでなく、一部分ではあるものの、ポスト安倍のキャスティングヴォートを握ることができる。政局としてはあり得る話だが、チヤホヤされるとこういういやらしい部分も垣間見える。極めて個人的な好みの話だが、この議員はどうも好かない。

 大事なポイントがあると思う。進次郎は石破に票を投じたが、「石破さんの政策を支持する」とも、「石破さんが総理に相応しい」とも言っていない。「違う声を強みに」と言っているだけである。石破支持でもない、ましてや安倍支持でもない、「俺は俺であって、彼らとは違う」という意思表示とも取れる。それが何を意味するかは、深読みする以外にはないのだが、将来の総理候補と言われる進次郎が、安倍総理に嫌われ過ぎることなく、総裁への野心を覗かせたということではないか。

 打算が透けて見える今回の進次郎も最低なら、進次郎の投票行動に右往左往する議員、党員、党友は同じくらい程度が悪い。そのような行動は、単にポピュリズムであり、リアリズムが要求される政治には必要ない。今回、進次郎はかなり評判を下げたのではないだろうか。

 とにかく、安倍総裁の三選を歓迎する。石破は離党かと囁かれているが、思いのほか党員票を獲得してしまったため、もし離党するつもりだったとしても、行動しづらくなっただろう。彼は離党しないと思う。総理大臣というトップの座にたどり着けるとしたら、自民党に籍を置き続けるしかない。


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