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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年09月05日

自民党総裁選 ~ 朝日新聞に「国民」とひとまとめにされる大迷惑

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 昨日4日は、国民民主党の代表選だったが、選挙結果をネットで知ってはじめて、「ああ、そんな代表選もあったっけ」と他人事のようにその選挙を思い出した。単なる民主党/民進党崩れの寄せ集めであるこの政党は、代表に誰を据えても劇的な変化はない。聞こえて来る主張は、来年の参院選における野党共闘ばかりで、民進党の性質だった「政策がなく、政局だけの政党」をきっちり踏襲しているようだ。代表には、獣医師会族議員である玉木が選ばれたようだ。

 一方、自民党総裁選では、安倍晋三現総裁の三選を目指す選挙対策本部の発足式が、3日に開かれた。国会議員230人と代理出席を合わせて346人が出席したが、この数字は所属議員405人の8割以上に当たるという。同じ日に石破陣営も会合を開いたそうだが、豪雨被災地視察で石破氏が欠席したこともあり、集まった国会議員は僅か18人だったという。何度も書いているが、この総裁選は、既に勝負がついた選挙だ。注目は、安倍氏がどれだけ圧勝するかであり、その圧勝具合によっては石破氏は事実上、将来の総裁候補として再起不能になることも十分にあり得る。既に国会議員票は読めている安倍陣営は、今後、地方の自民党員の票固めに動く。圧勝するための地方票固めだ。

安倍総理総裁


 さて、そんな安倍陣営に文句を付けるのが朝日新聞である。この反安部路線はわかりきった朝日の方向性だが、自民党の党員票の趨勢を朝日が決められるとは思えない。だが、朝日は安倍政権に文句を言わないと酸欠を起こしてしまうメディアだ。4日の社説「自民党総裁選 国民は視野にないのか」もそんな朝日の姿を物語る。

 自民党総裁選は事実上の首相選びである。投票権は党所属の国会議員と党員・党友にしかないが、国のかじ取りに幅広い国民の支持と理解を得ようというのなら、開かれた論戦に努めるのが当然だ。

 しかし、自民党、とりわけ安倍首相の視野には、国民の姿などないかのようだ。

 首相が立候補を表明してから1週間余り。新たな3年の任期に臨む政権構想はいまだ示されず、記者会見も開かれない。挑戦者の石破茂・元幹事長が早々に公約を発表し、討論を求めているにもかかわらずである。


 安倍総理の総裁選特設サイトは昨日4日に解説されており、そのサイトでは今までの実績とともに、政権構想が語られている。朝日のやり方を観察してきた側から言わせると、この特設サイトが4日に開設されることを知っていて、わざと社説で「政権構想はいまだ示されず」と書いているのではないか、と勘ぐってしまう。

 開かれた議論を求めるというのは、石破陣営の主張のコピーだ。朝日は石破氏の主張を肯定しつつ、総理をこう批判する。

 論戦に消極的な首相の姿勢は、総裁選の運営にも反映している。街頭演説会は全国5カ所のみ。前回2012年の17カ所から大きく減った。

 さらに選挙期間中の10~13日、首相は国際会議に出席するためウラジオストクを訪れる。この間は事実上の「休戦」だ。「外交の安倍」を一方的にアピールできる首相に対し、挑戦者の不利は否めない。


 2012年の総裁選とは状況が全く異なることを、朝日は意図的にスルーしているのではないか。2012年との一番大きな違いは、6年前の自民党が野党だったということだ。要するに、時間がたっぷりあったのだ。今度の総裁選では、一方は一兵卒だが、もう一方は内閣総理大臣だ。背負っているものが違い過ぎる。外交を棚に上げて総裁選を戦えと言うなら、国政を疎んじろと言っているのと同じだ。国民がそんな首相を望んでいると、朝日は本当に思っているのか。

 自民党の総裁選管理委員会は先週、新聞・通信各社に対し、「公平・公正」な報道を求める文書を配った。インタビューや記事、写真の内容や掲載面積について、各候補者を「平等・公平」に扱うことなどを細かく求める異例の内容である。

 ニュースをどう報じるかは、そもそも各報道機関が自主的に判断すべきものだ。ましてや、政党の代表選びは、国政選挙と違って公職選挙法の対象外にある。発信を強める石破氏を警戒してのことなら、自らが積極的に論戦に応じればよいだけのことだ。


 総裁選における「公平・公正な報道」という注文に文句を付けるなら、まず「事実」を公平・公正に報道することを自ら学習し、実践してから言ってもらいたい。朝日は「ニュースをどう報じるかは、そもそも各報道機関が自主的に判断すべきもの」と言う。一般論としては正しいが、朝日が自主性を出すと、その特に政治報道は偏向し、歪曲される。モリカケが良い例だ。

 森友・加計問題を引きずる首相としては、3選後の求心力維持のため、しゃにむに「圧勝」を演出したいのかもしれない。しかし、こんな内向きな総裁選を見せられては、国民はしらけるばかりだ。


 この国民とは誰のことを指すのか。決して少なくない国民は、モリカケにうんざりしている。ここへ来て内閣支持率が好転しているが、その中には「モリカケというくだらないネタ」に辟易とした人もいるだろう。そして、少なくない国民は、モリカケで政治を停滞させるメディアや野党に憤慨している。当然ながら、火付け役の朝日の責任が最も重い。

 朝日新聞が言う「国民」とは、朝日の主張に賛同する国民の一部を指す。彼らは朝日同様、この総裁選にしらけるかもしれないが、しらけるどころか刮目して総裁選の動向を見守る「反朝日」が多数存在することも、一応は念頭に入れておいてもらいたい。少なくとも、私は「朝日が言う国民」の一人ではない。


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