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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年08月13日

自民党総裁選 ~ 石破候補は憲法議論から逃げてはいけない

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 通常国会が終わり、メディアの報道で野党関連の話題がきれいさっぱり消え、話題の中心が9月に控える自民党総裁選になってしばらく経つ。安倍総裁は11日、山口市で開かれた自民党山口県連の会合で「6年前に総裁選に出たときの志は、みじんも変わるところはない」と述べ、事実上、石破氏との一騎打ちの様相だ。どっちつかずの中途半端な対応だった石原派も安倍氏側に立つことを宣言し、安倍氏側が議員票の7割を固めたという。いずれにせよ、無投票でのやり過ごしが回避されたことで、総裁選において政策議論が活性化されるのは、有権者にとっても望ましいことだ。

 さて、安倍現総裁の対抗馬として、出馬を表明した石破側は、総裁選に向けて特設サイトを開設し、自身の政策を披歴している。キャッチフレーズは「正直、公正、石破茂」。安倍総裁には、正直さも公正さもかけているという指摘なのだろう。「国民本位の政治・行政改革で国民の信頼を回復します!」と銘打ち、

① 謙虚で正直で国民の思いに近い政治
② 透明・公平・公正な政治・行政
③ 課題に正面から挑み決断する政治

を取り戻すというのを、総裁としての方針とするようである。

石破茂



 課題に正面から挑み、決断するということは、憲法に対しても真正面から取り組むという意味だと思ったが、どうも違うようだ。石破氏は出馬の会見で、憲法についてはこう語った。

 「憲法9条については、国民の深い理解が必要であり、必要なものを急ぐ。最後に申し上げれば、自民党の憲法改正草案には『政府は国民に対して説明する責務を負う』。それは『権利と義務』の章に定めております。急ぐものは何か、今必要なものは何か。そういうことをきちんと意識しながら、憲法改正に取り組んでまいりたい」


 そして、記者から出た「憲法9条をめぐる議論には総裁選の大きな争点に位置付けないのか」という質問に対し、石破氏は「自衛隊は違憲と言う学者がいるから(憲法9条を)変えることは、優先順位が高いと思わない」と答えている。

 憲法議論から逃げているとまでは言わない。だが、正面から対立軸を示して戦おうという姿勢は感じられない。安倍総理が9条への自衛隊加憲論であるのに対し、石破氏のスタンスは、自民党の憲法草案に忠実な軍隊としての明確な定義だろう。私は原則論ととしては自民党憲法草案に近く、保守派の中からも「憲法に関しては石破」という賛同も得られるはずだ。とすれば、石破氏は憲法を安倍総理との間で真正面から向き合うべきではないか。

 石破氏の「謙虚で正直」「透明・公平・公正」「課題に正面から挑み決断」というのは、どちらかというと方向性の中心に党運営が据えられている感がある。しかし、自民党総裁選は総理大臣を選ぶ選挙でもあり、国家ビジョンを示し、国家の在り方についての方針も必要だ。憲法など、その最たるテーマだろう。

 石破候補は、総裁選における憲法議論から逃げてはいけない。謙虚で正直などという抽象論はわきに置き、ど真ん中の議論をしてもらいたい。


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