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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年08月07日

原爆忌 ~ 「過ちを繰り返しませんからという誓い」というプロパガンダ

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 昨日6日は、広島原爆忌の日だった。73年前の昨日、広島に、無差別殺戮を目的とした爆弾が投下され、当時の広島市民35万人を遥かに上回る、56万人の人が被爆したという。当然ながら、一般市民の殺傷を目的とした攻撃は、当時の戦時国際法と照らし合わせてみても、国際法違反である。

原爆ドーム
原爆ドーム(2017年3月 ブログ主撮影)


 先の大戦中、ニューギニア戦線で日本軍と対峙した豪の将軍、トーマス・ブレイミーは、こう演説している。

「諸君らが闘っているのは奇妙な人種である。人間と猿の中間にあると言っていい。文明存続のために我々は最後まで戦いぬかねばならない。日本人を根絶しなければならない!」


 ブレイミーはネット上では米国の将軍と記載されている記事が多いが、正確には連合軍に属するオーストラリアの人物である。米国人であれ豪州人であれ、日本人とは肌の色が違うのだ。戦時中であるから、少々狂気が混じった言説が飛び交うことは理解できる。ただし、この発言は、特定の民族の殲滅を目的化した点において、ナチスのホロコーストと同列に語られるべき暴言だ。戦後、日本を裁いた極東軍事裁判の裁判長が、このブレイミーと同じオーストラリアから派遣されてきたのは、まことに皮肉な現実である。

 原爆投下当時、その当事国である米国の様子を伝えた記事が、毎日新聞にあった。

チョムスキー教授:人類は核戦争に着実に近づいている (2005年8月5日 毎日新聞)

 フィラデルフィアで林間学校に参加していた16歳の時だった。ラジオで原爆投下を知った。周囲の子どもたちは歓声を上げた。私は我慢できず、一人で森の中に入り数時間戻らなかった。もっと衝撃を受けたのは、ポルノ映画との触れ込みで50年代にボストンで上映された「ヒロシマ」という題の映画で、被爆者が沸騰した川に飛び込む映像を見ながら、観客が大笑いしていた光景だ。米国はアパッチ、ブラックホークなど、自ら虐殺した先住民の名前を兵器につける国だ。もしドイツ空軍が戦闘機を「ユダヤ人」などと名付けたら、どう思うだろうか。(抜粋)


 こういう現実を、一般の米国民は知らないだろう。米国は、原爆投下による大量殺戮という歴史の汚点を、「戦争を早期に終わらせるため」というプロパガンダによって封じ込める国だ。東京裁判で出てきた南京事件も、米国の戦争犯罪を覆い隠す「替え玉」のような性質を持っていたと言われる。

 日米開戦時の米国大統領で、原爆の開発を推し進めたフランクリン・ルーズベルトは、英国のロナルド・キャンベル大使に対し、「劣等アジア人種」の品種改良というとんでもない提案をしたという。キャンベル大使が本国に宛てた書簡に書き残している。「インド系、あるいはユーラシア系とアジア系を、さらにはヨーロッパ人とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」という内容だったそうだ。いま、支那がチベットや東トルキスタンでやっていることと、発想は同じだ。ただ、日本人だけが人間扱いされていない。人間でない者を殺すことに、ルーズベルトは躊躇すらしなかったのだろう。大東亜戦争も極東軍事裁判も、こういう差別と偏見の上にあったという現実を、我々日本人は認識として持つべきではないか。

 ところが、日本という国には、この戦争犯罪を「彼らの」ではなく「自分たちの責任」と吹聴する向きが多い。昨日の広島での式典を伝えていたNHKノアナウンサーは、「広島市民の皆様は、 過ちを繰り返しませんからという誓いを受け継いでこられました」と解説したそうだ。こういう戦後民主主義的な歴史観は、WGIF(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)に代表される米国の洗脳計画の産物だが、「日本が過ちを犯した故の原爆投下」が是認されるのなら、歴史認識などいくらでも操作できるものだということになる。

 私は何も、米国を恨めと言っているわけではない。ただ、日本人なら、正確な情報に基づいたまっとうな歴史観を持ちたいと言っているだけである。正確な情報に基づいた歴史観を持てば、北朝鮮の核を国交正常化と対話のセットで放棄させるという理想論がどれほど現実離れしたものかは、自ずとわかるはずだ。歴史上、唯一の被爆国という立場を利用し、核廃絶を訴えよという主張がある。声をからして訴えれば北朝鮮や中共が核兵器を捨てるなら、私もその声を発する側に加わるだろう。だが、核を放棄させることができる唯一の方法は、やはり「力」でしかない。

 唯一の被爆国だからこそ、核保有の是非を真剣に議論する方が健全であり、それ以外に「平和を愛する諸国民」に対峙する方法はないと、私は考える。


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