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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年08月03日

サヨクに利用される石破と、サヨクを利用する石破

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 マスメディアの石破アゲが盛んに行われている。安倍三選を阻止したい左派系メディアとしては、岸田文雄が早々に降りた今、疑惑だらけの野田聖子に期待するわけにもいかず、唯一の希望が石破茂なのだろうが、そういうメディアにとりあげられた石破の発言が一層の批判を浴びるという、悪循環になっているようにも思える。

 日々、メディアへの露出度を高める石破だが、Yahooニュースには古谷経衡との対談が掲載されている。古谷といえば、以前は保守系の書籍にも度々登場し、割とまともな文章を寄稿していた人物だが、最近はネトウヨ批判にご執心のようで、保守系からは見放される立場の人物。そんな古谷との対談で石破が何を語るかが注目だが、案の定、なかなか香ばしいやり取りが繰り広げられている。

 冒頭部分のやり取りを、無理やりまとめてみると、こうなる。

古谷 今の自民党は非常に異質になってきた。基本的人権などを無きもの、或いは軽視しているような議員が目立つ。由々しき事態ではないか。

石破 2009年から12年まで、我々は野党をやった。自民党というものを徹底的に見つめなおした。いまは野党を経験してない議員さんが半分以上になっちゃった。私は思うところがあって、党内野党みたいなことをやっているんだけれども、やっぱりそういう下野時代の原体験を持たない人が増えちゃったなという感じがする。

石破茂と古谷経衡


 そして、こう繋がる。

古谷:そうですね。自民党というと大衆政党であるということで、人権とか、本当に基本的な国民の権利とか、あるいは基本的な歴史感ですね、そういうものを唾棄をする、そして、あるいはその中の一部がネット世論に迎合していくような人たちがいる。確かにおっしゃったように、野党経験のない、新しく例えば旧次世代の党とかを経由して入ってきたような方が多いとは思いますけれども、そういう方というのは、やっぱり野党の下積み時代がなかった原因ですか。

石破:なかったし、自民党に追い風100メートルみたいな状況で当選してきているから、何が本当で、何がそうじゃないのかなという、頭の中で考える作業を行うことなく、自民党って素晴らしいんだという、そういう中で育ってきた人が多いんじゃないだろうか。基本的人権なぞという思想は間違いだ、とか。


 息がぴったりだ。古谷は石破の答えをある程度予想していて訊いているようにも思える。旧次世代の党出身といえば、いま批判の的となっている杉田水脈議員を指しているのだろうが、古谷はあたかもそういう議員が「基本的人権を無視し、そして唾棄する」とまで言っている。杉田氏は、問題になったLGBT論文においてでさえ、人権無視など主張していない。明らかな印象操作である。

 だが、石破はそんな古谷の発言を否定しないどころか、「自民党って素晴らしいんだという、そういう中で育ってきた人が多いんじゃないだろうか。基本的人権なぞという思想は間違いだ、とか。」とまで言っている。恐らく、最終的には、そういう議員が増えた自民党を、石破自身が立て直すということを言いたいのだろうが、パヨクの批判を盲目的に受け入れ、党や党所属議員の名誉など知ったことかと言わんばかりの石破発言には、嫌悪感すら覚える。

 日本はいい国という史観を批判する左派は多く、海外の視点から見た日本の素晴らしさを伝えるテレビ番組などが批判されたりもしている。古谷もそういう考え方を持っているようで、こんなやりとりもある。

古谷:自己肯定感とか日本礼賛とかという本とかが多いですけれども、そうなってくると、果ては無残な下り坂の中でひたすら陶酔感だけに酔いしれる、国家の典型的な衰退の形になっていくのではないかと、私は非常に慄然と肌に粟を感じるんですけれども、どうでしょうか。

石破:だから、それを止めるために政治ってあるんでしょうよ。

古谷:そうですよね。


 恐らく、石破の「それを止めるために政治ってあるんでしょうよ」という答えは、国家的な衰退に対して言っているものだろう。しかし、ここでも石破は、自己肯定感とか日本礼賛とかという本とかが多いという古谷の指摘には返していない。極端にいえば、自国のことを素晴らしいと言える日本になることは衰退の道という論を肯定しているに等しいのだ。自分の国を、外国人の視点から客観的に見つめなおそうとする行為の、どこに問題があるのか。この後、石破の発言は「日本の狭量さ」に発展していくのだが、長いので割愛する。興味がある方はこの対談を読まれるといい。

 総裁選に向け、自分のプレゼンスを最大化したい気持ちはわからなくもないが、最近の石破は、朝日など、自民党の立場とは相容れないメディアに発言を採り上げられることすら、意識しているようにも映る。見えてくる構図は、サヨクが石破を利用し、石破もサヨクを利用しているという互助関係だ。

 石破自身は、党内で異を唱えると「後ろから鉄砲を撃つんじゃない、この馬鹿もん!みたいな話になる」と言っている。だが、Twitterユーザーの方がまとめた「石破茂の裏切り歴史」を記憶に留める政治ウォッチャーには、やはり単に異を唱えているようには思えないのだ。それは、石破自身が作ってきた歴史ゆえのものである。

 この古谷とのインタビューには後編もあるそうだ。別の意味で楽しみでもある。


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