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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年07月19日

小泉・小沢が結託しても、永田町に化学反応は起きない

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 安倍政権は朝日新聞にとって目の上のたんこぶのような存在だろうから、そのたんこぶを排除できるなら手段は択ばない。モリカケ報道で野党に弾を供給し続けてきたものの、肝心の野党の不甲斐なさもあり、ここのところ、安倍政権の支持率は若干ながら持ち直す傾向にある。そんななか、朝日が目を付けたのが、小沢一郎だ。16日、朝日は「小沢氏、増す存在感 3度目の政権交代へ「最後の挑戦」」という記事で、小沢への期待感を込めた政局報道をしている。

 とはいっても、目新しいことはほとんどない。小沢の昔からの主張である「野党共闘による政権交代」を繰り返し記述しているだけだ。現在の永田町における勢力図は、安倍一強、自民一強であり、野党が束になって巨大与党に挑むという戦法は、いまにはじまったものではない。唯一の新しいネタといえば、小沢と小泉純一郎の接近だ。

小沢氏、増す存在感 3度目の政権交代へ「最後の挑戦」 参院選にらむ (朝日)

 ■脱原発へ協力確認 小泉氏、小沢氏政治塾で講演 小沢氏、「大変心強い」と呼応

 自由党の小沢一郎代表が主宰する政治塾が15日、東京都内のホテルで開かれ、小泉純一郎元首相が講演した。脱原発の必要性を訴えた小泉氏は講演後、「原発ゼロの国民運動を盛り上げるには、保守と呼ばれた私たちが声を上げていくことが大事だ」と述べた。小沢氏も「大変心強い」と呼応。脱原発に向けて協力していくことを確認した。
 講演で小泉氏は「思いがけないお招きで間違いかと思った」と笑いを誘うと、小沢氏との思い出を振り返り「政界では敵味方はしょっちゅう入れ替わる」と語った。原発再稼働を進める安倍晋三首相については講演後、記者団に「総理が原発ゼロにかじを切れば与野党一緒に実現できるのに、チャンスを逃しているのは惜しい」と述べた。小沢氏は「私も野党も原発ゼロを最大の政策目標として掲げていきたい。総理、(自民党)総裁をした方が、原発ゼロを国民に話すことだけで大変心強い」と応じた。
 2人が協力関係を結ぶのは約30年ぶり。自民党竹下派にいた小沢氏が1989年に党幹事長に就き、安倍派の小泉氏はその下で全国組織委員長を務めた。その後、小泉氏は反竹下派で名を上げ、小沢氏は自民党を離党。小泉首相時代には、小沢氏が民主党代表として与野党で対決した。(以上、抜粋)


 小沢一郎という人物は昔から政局しかない政治家だが、その政局専門家に小泉純一郎が接近したことで、朝日としてはなんらかの化学反応が永田町で起こることを期待しているのだろう。朝日のようなメディアにとっては、願ってもないタッグだ。

小泉純一郎と小沢一郎
THE 老害


 しかし、この小泉・小沢共闘で、劇的な変化が起こることはないと思われる。その理由は、二人の政治家が持つ影響力の著しい低下だ。先ずは小沢だ。直近の時事通信の世論調査によれば、小沢率いる自由党の支持率は0.0%。ゼロなのだ。いくら政局の男とはいえ、ある程度の民意がついてこないと、政局で化学反応を起こすことは不可能だろう。小沢は旧民主党政権で首相は務めなかったものの、その中心人物として強く記憶されている。従って、むしろ小沢と結託することによって離れる民意もある。

 一方の小泉純一郎だが、人気があった元首相ではあるものの、こちらも影響力の低下は否めない。それがかたちとなって表れたのが、細川護熙を担ぎだして惨敗した、2014年の東京都知事選だ。この選挙で、細川は次点の宇都宮健児にも及ばず、3位に沈んだ。当時「元首相タッグ」と持て囃され、脱原発を掲げた選挙を戦ったが、民意はついてこなかった。この失敗で政界に“噛む”ことを終えると思われた小泉だが、まだ未練があるのかもしれない。ただただ、晩節を汚すだけだ。

 唯一の活路があるとすれば、息子の進次郎が加担することぐらいだろうが、進次郎とて小沢と組むことが自身の将来にどんな影響をもたらすかぐらい、百も承知のはず。それ以前に、単なる数集めである「野合」を、世論は歓迎しない。脱原発というシングルイシューで波風を立てようとしても、安倍政権が立て直しつつある経済に無策であることを見抜かれれば、野合は撃沈するのみだ。

 小泉純一郎は、進次郎に世襲し、政界を引退したなら、黙ってその政界を見守っていればよい。また、その“以前の人気”にすがる小沢一郎もみっともない。二人とも、「自分が年を取ったときにこうなりたくない」と思う見本のような存在である。


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