終盤国会への対応をめぐって、立憲民主党の枝野代表は松江市で記者団に対し、与党が、カジノを含むIR整備法案などの審議を強引に進めようとしていると批判したうえで、来週、安倍内閣に対する不信任決議案の提出を検討する考えを示しました。
この中で、立憲民主党の枝野代表は、カジノを含むIR整備法案と参議院選挙の1票の格差を是正するための公職選挙法改正案について「国論を二分し反対のほうが大きい法案を与党がごり押ししようとしている。国会が終わるにあたり、いかに安倍政権が立憲主義も民主主義もないがしろにしているかを国民に示す締めくくりをしたい」と述べました。
そのうえで枝野氏は、記者団が「内閣不信任決議案を提出する考えか」と質問したのに対し「豪雨災害を受けて政治休戦を提案したにもかかわらず急ぐ必要のないカジノ法案のために国土交通大臣を国会に拘束させる判断をしているのは、政府・与党であり、これだけでも不信任に値する」と述べ、来週、安倍内閣に対する不信任決議案の提出を検討する考えを示しました。
22日の会期末まであと10日となる中、国会で与党側は「カジノ整備法案」などの成立を急いでいますが、野党側は対抗措置として、内閣不信任案の提出の検討に入りました。国会記者会館から報告です。
国民民主党の玉木共同代表は、「災害復興の最中に法案審議を急いでいる」と、政府与党を批判し、内閣不信任案の提出を検討していると明らかにしました。
「いよいよ最終盤に入ってくるが、(内閣)不信任案の提出も含めて厳しく対峙していきたい。しかるべき時期に提出するということになると思う」(国民民主党 玉木雄一郎共同代表)
参議院では12日も「カジノ整備法案」の審議が行われていて、与党側はこの法案のほか、11日に参議院を通過した、参院の定数を6増やすなどとする自民党提出の公職選挙法改正案の成立に向け、週明けに採決する方針です。
これに対し、野党側は「災害対応を優先すべきだ」などと反発。今後、立憲民主党や国民民主党などは、内閣不信任案提出のタイミングについて本格的な調整に乗り出す見通しで、この国会の与野党の攻防は、最終局面を迎えようとしています。
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