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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年06月

モリカケをネタにする党首討論なんて必要ない

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 党首討論は、英国議会におけるクエスチョンタイムを参考にし、1999年に設置された政党の党首同士の討論である。先月末に書いたとおり、設置されるのは国家基本政策委員会であり、国家としての大局的な議論を期待するのが、有権者というものだ。

 ところが、そんな党首討論は、いつしか野党のアピールの場になってしまった。必ずテレビ中継が入る党首討論は、首相との1対1の論戦を通じ、野党党首が自らの力量を示す場でもある。だが、何でも反対の野党にとっては、政権与党へのネガティブな印象操作をテレビで中継させることが目的化しているようだ。党代表の力量が不足している野党の連中にとっては、それ以外に電波の使い方が思いつかないのだろう。

 一昨日行われた、今国会2回目の党首討論で先陣を切った立民の枝野は、まず当たり障りのない質問をいくつかした後、モリカケ問題について大演説をぶった。枝野には、討論する気などさらさらないのだ。安倍総理の批判が延々と公共の電波を通してお茶の間に届くことだけを目的化した大演説であり、「国家の基本問題」などは眼中にない。仕舞いには、過去の自身の発言である「今の党首討論はほとんど歴史的意味を終えた」という言葉を引いて、総理に「本当に歴史的な使命が終わってしまった」と切り返されて終了である。

安倍総理
余裕の表情www


 朝日新聞は当然のことながら、反安倍で社説を打つ。昨日の社説「党首討論 「歴史的使命」立て直せ」では、「党首討論の存在意義そのものが問われる危機的状況」としながらも、先ずは総理を批判する。

 まずは首相の対応である。

 共産党の志位和夫委員長は、加計学園が首相の名をたびたび使って、愛媛県や今治市から巨額の補助金を「かすめとった」ことにならないかと追及した。首相は「県・市が主体的に判断することで、私はあずかり知らない」と評価を避け続けた。

 森友問題では、無所属の会の岡田克也代表の質問に対し、過去の国会答弁の内容を長々と説明し、時間を空費した。

 一方の野党はどうか。立憲民主党の枝野幸男代表は「安倍政権の問題点を七つ列挙したい」と切り出し、約6分間、森友・加計問題や、米軍機の墜落事故をめぐる首相答弁への疑義を一気に並べ立てた。

 前回、枝野氏は持ち時間19分のうち12分を、首相の一方的な説明に費やされてしまった。その轍(てつ)を踏むまいということだったのだろうが、これでは首相の手法と同じではないか。(以上、抜粋)


 この社説では、空虚な討論の原因はすべて安倍総理が作っているという筋書きになっている。議論が空虚なのは、答弁の内容が原因ではなく、議論のテーマが憲法や外交、安全保障、教育など、国家の基本問題から著しく逸脱し、週刊誌なみのスキャンダルが議論の中心に据えられているからだ。モリカケなど、既に勝負がついた問題だ。やりたければ、特別委員会かなにかを作って、そこでやれば十分である。少なくとも、これらは国家の基本問題でも重要課題でもない。むしろ、これらの問題が国会質疑や討論の中心に据えられていることに対し、国民の側にストレスが溜まっている側面もある。

 もっとも多くの党首討論をこなしたのが小泉純一郎で、その数29回。安倍総理は12回で、数においては歴代2位である。党首討論といえば、呼称だけなら聞こえはいいが、議論の質としては予算委員会の自民党や維新の質問のほうがよっぽどマシである。さぞかし疲れるこの討論に、首相はよく耐えているものだ。

 朝日は社説の最後にこう書いている。

 「歴史的な使命」を終わらせるのではなく、与野党がともに、本来あるべき姿を実現するための方策に知恵を絞るのが筋だ。何より大事なのは、議論を通じて政治の質を高めようという意思である。


 朝日には、政治の質を語る前に、報道の質を心配しろとだけ言っておく。


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