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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年04月05日

自衛隊日報問題を、単なる行政文書の扱い問題に終わらせるな

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 国民は森友学園問題に飽きている。何の不思議もない。野党とメディアが共闘し、1年2か月かけてこの問題を追及したが、クライマックスとなるべき佐川前国税庁長官の証人喚問でなんの新事実も引き出せなかったばかりか、虚偽答弁が罪に問われる証人喚問で、佐川氏は安倍総理や昭恵夫人の関与を全面的に否定した。

 安倍政権の支持率は、共同の調査でアップ、読売の調査でダウンしているが、このままいけば、恐らく下げ止まるのではないかと思われる。森友に関しては、野党もメディアも「昭恵喚問」を叫ぶばかりで、野党は完全に弾切れ状態に陥った。加計学園問題など、皆もう忘れており、いま蒸し返しても話題としての新鮮味がない。しかも、蒸し返したとしてもネタは尽きている。そんな中で野党やメディアが次に食いつくのが、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報問題だ。朝日は早速これに飛びつき、「防衛省・自衛隊の隠蔽体質は変わっていない」とし、「国会を軽視し、独断で政策を進めようとする安倍政権の体質にも通じるもの」という無理筋な結論を出している。

 民進党への出戻りが噂される、絶望の党の泉健太(国対委員長)は、「稲田元防衛相を国会に参考人招致すべきだと」と言い出した。証人喚問や参考人招致で政権・与党を追及し、その様子がテレビで流されることでしか、自分や党のプレゼンスをアピールできないのだ。選挙を戦った党の基本政策すら簡単に捨てる連中である。彼らの頭の中にあるのは政局のみで、政策なんかどうでもよいのだ。

小野寺防衛相


 自衛隊の日報問題を、極めて表面的に解釈すれば、なかったはずの行政文書が突然出てきたのは、確かに大きな問題だ。しかし、自衛隊の日報が単なる行政文書に位置付けられている現実とその問題点について、言及するメディアや言論人はほとんど存在しない。考えてみれば、このほうが大きな問題ではないのか。

 これについて、評論家の西村幸祐氏は、こう書いている。

日報問題の本質は、9条改正だ。

我が軍(自衛隊)の日報問題こそ、9条改正の必要性を証明する。下らない争点に堕ちるのは狂気の沙汰で日本の病理を物語る。
問題は日報が情報公開の対象になる行政文書に過ぎないからだ。この敗戦後体制の矛盾を政治家も指摘すべき。日本が脅威に包囲された今、極めて危険だ。
単なる行政文章を特定秘密にはしにくい。軍事的な作戦に関わる文章でもある自衛隊の「日報」なら軍事機密も含まれている。ところが日報が単なる行政文章であれば、市役所の日報と同じものになってしまう。
自衛隊が憲法に明記され、特別な存在である法的根拠がないと、自衛官の命を危険に曝すことになる。


 私は、自衛隊を憲法に明記するという安倍総理の改憲案に100%与するわけではないが、その一方で、自衛隊が行政機関のひとつである現在の位置づけは、すぐにでも変えるべきだと考える。彼らの任務は、ただ税金を集め、その使い道を検討する市役所職員とは次元が違う。他者のために命の危険を冒すという点において、彼らは特別な存在なのだ。当然、防衛上の国家機密も扱うだろうし、外国の軍隊との表には出せない情報交換もある。その記録である日報が、単なる行政文書として公開請求され、公開されなければ糾弾されるという現実にこそ、我が国の戦後体制が色濃く残っているのだ。

 森友や加計で、国家の根本的な問題から目を逸らさせる守旧メディアや野党の狙いは、間違いなく安倍政権による改憲の阻止だ。自衛隊の日報問題は、自衛隊の存在及びその位置づけを合わせて考えるべきで、単なる行政文書の扱いの問題ではないのだ。


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