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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2018年01月06日

ガキ使顔黒塗り問題 ~ 「人権後進国」よばわりは筋が違う

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 大晦日といえば、私は紅白より格闘技より「ガキ使」派なのだが、そのガキ使のメイクが物議を醸しているようだ。槍玉にあげられたのは、浜田雅功が顔を黒く塗るメイクで、ビバリーヒルズコップのエディ・マーフィーを模したビジュアルだ。これに、横浜在住の作家・コラムニスト・教師であるアフリカ系アメリカ人、バイエ・マクニールさんが抗議のツイートを投稿し、それをハフィントンポストが拾って記事にし、またそれを引用したNPO法人代表の駒崎弘樹氏が「正月の民放で感じた「人権後進国」日本」というブログをアップし、一気に広がったようだ。

ガキの使い 浜田雅功


 駒崎氏はこう書いている。

 人権に配慮した笑いって、本当につくれないんでしょうか。
 差別やイジメでしか、我々は笑えないんでしょうか。
 だったらお笑い番組なんて、要らないよ、と個人的には思います。
 もうテレビごと捨てちゃいましょう。百歩譲ってAppleTVやAmazon Prime のモニターとしてのみ使いましょう。
 テレビが持ってくる「抑圧的な笑い」から、自由になろう。
 僕は、一人一人の違いが尊重されて、色んな国から来た人や女性が差別されることもなく能力を開花できて、パワハラもイジメもない、そんな素敵な国に、この日本をしたいです。
 マスメディアが僕たちの日本をいまだに古くさくて抑圧的な価値観に縛り付けようとするのなら、そこから抜け出して、新しい日本を創りたい。


 いわゆるポリティカル・コレクトネスを前面に出した、番組批判である。ポリコレとは、「人種・性別・文化・民族・年齢・宗教・政治指向・性癖等々の違いによる偏見、差別を含まない言葉や用語や表現を用いること」(出典:ニコニコ大百科)で、米国で生まれたリベラルな思想・行動規範だ。今でも差別が根強く残る米国では、こういう規範が物差しとなっているわけで、「人権後進国 日本」はその規範を直輸入すべきという主張であるようだ。

 マイケル・ジャクソン全盛期には、顔を黒く塗ってマイケルになりきった人が多くテレビに出た。だが、ポリコレ的な批判は出てこなかったはずだ。逆に、マイケル・ジャクソン自身が整形し、鼻を高くし、顔を白く化粧し、アングロサクソンに近づこうとしていた時には、違和感しかなかったことを覚えている。米国には建国以来、インディアンや黒人に対する苛烈な差別があり、その克服段階でポリコレのような規範が出てきたと思うのだが、それを杓子定規に日本に当てはめられてもどうなのか…と思うのだ。

 そもそもお笑いとかパロディの類いは、過剰な脚色があって成り立つ部分もある。暴力的な所作といえば、むかし私が大好きだったチャンバラトリオなど、いまのTV業界では放送にしり込みする製作者もいるかもしれない。金ちゃんは二郎さんを飛び蹴りですっ飛ばした。今でも物まねといえば、デフォルメし過ぎなビジュアルも残っている。お笑いというのはそういう脚色の中で成り立っている部分があって、文化の一つなのだと思う。それにいちいち目くじらを立てて居たら、お笑いなんて成立しない。

 国が違えば歴史も文化も違う。ポリコレを叫んだところで、宗教の違いがあれば紛争は絶えない。欧米の規範を直輸入し、歴史も文化も違う日本に当てはめようとし、それが実らない現状を「人権後進国」呼ばわりされるのは、困惑しか感じない。


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[ 2018/01/06 10:20 ] 社会問題 | TB(0) | CM(9)
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