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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年11月28日

普段は多様性を強調しつつ、論敵にはそれを適用しない、朝日新聞の二重基準

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 朝日新聞が、「徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」の著者である小川榮太郎氏に対し、謝罪と訂正のみならず、賠償まで求めた、スラップ紛いの申入書が、今も話題だ。同書の売れ行きは絶好調のようで、Amazonでは政治、マスメディア/ジャーナリズム、メディアと社会の3部門で1位を走る。出版元の飛鳥新社も、炎上商法とばかりに、新聞広告のキャッチコピーをこのように変えたようだ。

「徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」


 「朝日新聞から厳重抗議の問題の本!!」とある。天下の大新聞への告発状という意味合いもあり、また、このコピーがあるから、本来の「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」というコピーも更に生きる。こうして、朝日新聞の素性や性質が、広く広まっていくことは、社会的に大変に意義深い。

 ものはついでだから、「朝日新聞がなくなる日 - “反権力ごっこ"とフェイクニュース」のワニブックスや、「崩壊 朝日新聞」のワックも、同様のコピーを考えてみたらどうだろうか。社会貢献にはもってこいの題材と言えるのではないだろうか。

 そもそも、小川榮太郎氏は、言論という手法で朝日新聞を批判している。仮に記載内容に間違いがあれば、訂正を求めればよいだけの話だ。しかし、朝日新聞は、小川氏に対して「謝罪」はもとより、「賠償」という金銭まで要求している。金銭を要求するからには、朝日が小川氏の著書の記述によって被った被害を提示すべきだと思うのだが、朝日はそれをしていない。「謝罪を拒否すれば裁判に持ち込むぞ」という脅しとも解釈できるが、社会の公器ともいわれる新聞が、いち文芸評論家に対して「賠償しろ」と要求すること自体、非常識極まりないと言わざるを得ない。

 小川氏は徹底抗戦を宣言している。氏は夕刊フジ/zakizakの取材に対し、こう語っている。

 特にあぜんとしたのは、同書の冒頭、「無双のギャング 朝日新聞に敬意を込めて捧ぐ」と記された“見出し”への抗議だという。

 小川氏は「この表現に抗議が来ているが、ならば朝日新聞の『安倍一強』などの記述も、数百回は非難しなければならない。表現や形容詞について抗議するとは、大新聞社としては考えられない」といい、続けた。

 「ファクト(事実)とロジック(論理)を踏みにじったのならまだしも、個人の物書きの表現などに、ここまで(詳細かつ膨大な)抗議をするとは…。申入書の体裁を見れば、私を圧服させようとしているように感じる。大新聞社がこのレベルのことをするとは驚くしかない」


 この部分に言及した、朝日の申入書にある抗議部分を確認してみよう。

【事実に反し名誉・信用を毀損する主な箇所】
①「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」(本書題名)及び「無双の情報ギャング 朝日新聞に敬意を込めて捧ぐ」(本書2頁)との記載。
 上記の記載は、事実に基づかない、弊社に対する著しい誹謗中傷であり、弊社の名誉・信用を著しく毀損するものです。


 笑止千万だ。朝日が、自紙の記事に絶対の自信を持ち、そのうえで「報道犯罪」という部分に反応しているなら、共感はしないが、まだ理解はできる。しかし、「無双の情報ギャング 朝日新聞」という部分は、どう考えても抗議の対象とはなり得ない。そのロジックなら、小川氏が言う「安倍一強」もそうだし、「一党独裁」という表現なども、謝罪対象となるはずだ。集団的自衛権の行使容認の際に、民進党らがプロパガンダ的に吹聴した「徴兵制」を無批判に報道したことも、例外ではない。これは、自分のことは棚に上げ、他者は徹底的に叩くという、朝日の社風のなせる業といえるだろう。

 朝日は、SEALDsのような団体を、度々紙面で取り上げてきた。彼らは実力行使としての暴力は振るわないかもしれないが、言葉の暴力は躊躇していなかった。しかし、朝日はそれらを「多様性」のような曖昧な括りで丸めて報道したのだ。ただ、朝日に盾突く者に対しては、その多様性は全く認めないということである。これをダブルスタンダードと言わずして、何と言えばいいのか。

 朝日は言論機関として、言論に対しては、言論で対抗すべきである。謝罪だの賠償だの、いち文芸評論家を恫喝するような手法を用いるのは、第四の権力の乱用だ。政治を監視する第四の権力を、一般国民が監視する社会が既に構築されていることを、朝日は肝に銘ずるべきだ。


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