FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年10月24日
月別アーカイブ  [ 2017年10月 ] 

「政界弱者救済機構」としての希望と立憲民主

← 応援クリック、ありがとうございます。

 自民党と大勝で終わったこの総選挙は、同時に、民進党の整理という意義があった。この選挙戦の主役は安倍総理でも自民党でもなく、実は野党だったのだと思う。希望の党が立党し、小池人気にあやかり、議席欲しさの薄っぺらいネズミたちが、我先にと希望へ飛び込んで行った。彼らの変節は、彼らが今まで訴えてきた理念や政策を支持し、彼らを育ててきた支援者への裏切りである。

 希望の失策は、そんなネズミたちを、首班指名欲しさに「単なる数の確保」のために受け入れた、小池の戦略ミスである。小池には、商品を市場に出すために必要な研究開発のような裏付けがなかった。思い付きで市場に商品を流通させれば、待っているのはクレームの嵐だ。案の定、選挙戦の最中に造反を口にする公認候補者が続出した。商品は、市場に出回る前の流通段階で回収されたようなものなのだ。企業としては赤っ恥である。

希望の党、小池


 一方、枝野率いる立憲民主党は、笑いが止まらないだろう。選挙前から拙ブログをはじめ、多くのブログやSNSで指摘してきたように、民進党の政党支持率は消費税にすら遥かに届かぬ低レベルだった。民進党は急速に泡沫化していたのだ。悪評すら聞かれなかった蓮舫を降ろし、前原と枝野が代表選を戦っても、世論の期待感に変化は見られなかった。あの時点で、民進党幹部の頭の中にあったのは、次の選挙で「どれだけ負けを小さくできるか」だったに違いない。

 そんなときに小池百合子が新党を結成し、民進党は党全体として、名を捨てて吸収される戦略を取った。この方針を決定した党の両院議員総会でさして異論が出なかったことが何よりの証拠だ。勿論、そのなかに枝野も含まれる。ところが彼らは排除された。立憲民主党はそんな状況下で、苦肉の策としてつくられた政党であり、泡沫中の泡沫だったはずなのだ。小池の「排除の論理」という敵失で、立民バブルが起こったことは、多くの人たちが論じる通りだ。

立憲民主党、枝野


 そういう意味で、希望の党も立憲民主党も、「政界弱者救済機構」だったのである。民進党という泡沫政党から出たがっていたネズミたちは、希望の党にすがった。自らの主義主張を棚に上げ、議席のために魂も売った。メディアは希望の敗北を「排除」で片付けようとするけれども、あの魂を売った民進党出身議員の薄っぺらさや、踏み絵を踏んでおいて、それをなかったことにしようとした造反者の振る舞いを、有権者はちゃんと見ていたはずだ。この党に託そうなどという期待が消えてなくなったのは、小池だけの責任ではない。

 立憲民主党は、希望に拾ってもらえなかった議員を集めて自発的に作った弱者救済機構だ。都知事選や都議選で小池が使った戦法は、特定の悪者を仕立て上げ、それを叩くことによって自らの存在をアピールするものだった。悪者役は、都知事選は石原慎太郎氏、都議選は“都議会のドン”と呼ばれた内田茂だった。今度の衆院選では、小池は安倍総理を悪者に仕立てあげ損ねたが、立憲民主には「反安倍」という分かり易い旗があった。立憲民主が集めたのは、こういう反安倍の票であり、小池の敵失でタナボタ的に流れてきた票だ。新しくもないどころか、古い旧社会党と同じ匂いがする政党が、今後勢力を伸ばすことができるかは眉唾物だろう。

 野党再編の第一ラウンドは終わった。無所属で出た民進党出身議員も含め、希望の党は草刈り場になる可能性がある。第二ラウンドが始まり、その結果生まれるものが「看板を変えただけの民進党」なら、そんな奴らは永田町から叩き出すべきだ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2017/10/24 07:08 ] 政治 | TB(0) | CM(28)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ