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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年10月11日
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小池の独裁的手法は、議会制民主主義の破壊だ

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 衆議院議員選挙が幕を開けた。安倍総理は第一声の地に福島県福島市佐原を選んだ。総理は、平成24年の前々回衆院選、25年参院選、26年の前回衆院選で、いずれも福島県を第一声の場所に選んでいる。都市部と違い、派手さはないし、聴衆も少ない。しかし、第一声は福島でという一貫した態度は、彼の地の人々にとっては心強いだろう。

安倍総理


 一方で、衆院選の話題の大半を占有する希望の党だが、代表の小池百合子は地元の東京・池袋で第一声を上げた。言うに事欠いて、「今、国家予算は約100兆円規模だが、それをワイズスペンディングでやれば、1兆円はすぐに出てくる」と大ぼらを吹いた。こういう演説は経験済みだ。2009年夏、民主党(当時)は「財源などいくらでも出て来る」、「埋蔵金を切り崩せば財源は確保できる」と吹聴し、大勝利を収めた。しかし、いざ政権を取ったら、大見得を切った財源確保は実行できず、国民と約束したマニフェストは詐欺商法の勧誘パンフレットとして認識されるに至った。要するに、2009年当時の「埋蔵金」が、2017年に「ワイズスペンディング」になっただけの話である。

小池百合子


 締め切り間際まで注目されていた小池百合子自身の出馬は、結局なかった。希望の党は、首班に誰を指名するかも有権者に知らせないまま、選挙戦に突入した。小池百合子自身が出れば、分かり易かった。その場合、希望の党の首班指名は、自動的に小池になるからだ。しかし、小池不出馬が確定したため、希望の党の立ち位置が、今まで以上に分かりづらくなった。

 月曜日のラジオ番組で、ジャーナリストの長谷川幸洋氏が重要なことを指摘していた。まず、小池が事実上率いる都民ファーストも、表立って率いる希望の党も、小池独裁色が極めて強い。先日都ファを離党した音喜多駿氏は、意思決定や各種権限が代表と一部幹部に限られるブラックボックス状態であり、また、議員の言論統制・取材規制が行われ、所属議員にとってメディアを通じた対外的な発信は不可能な状態だと指摘している。

 小池は衆院選には出ない。出ないが、「衆院選が終わった後のことは全部私(小池)に任せてね。総理は私が選ぶから」という態度。この場合、小池は国会議員ではないから、国会の場で彼女に質問することはできない。

 議院内閣制とは、国民に選ばれた議員が総理大臣を選ぶシステムの上に成り立つものだが、小池のやり方は、そのプロセスから完全に逸脱している。小池の場合、この議院内閣制という民主主義のプロセスを分かったうえでやっているのではなく、根本的によく考えないままやっている。こういう場当たり的な進め方をするから、原理原則を踏み外すのだ。よもや希望の党が第一党になることはないと思うが、キャスティングヴォートを握るだけでも、小池流の議会制民主主義の破壊の可能性は残るのだ。

 7日から3日間にわたって行われたNHK世論調査では、自民党の支持率31.2%に対し、希望の党は僅か4.8%と、枝野が立ち上げた立憲民主党とさほど変わらないレベルにまで落ちている。

NHK世論調査


 民進党と書いた謎の回答と合わせても消費税にすら届かず、話題を独占しただけ、化けの皮が剥がれるのが早まったというところだろう。自民党は慢心せず、必勝を期してもらいたい。


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