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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年10月07日

希望の党の「12のゼロ」 ~ 実現不可能なことを公約する政党は「希望」を名乗るべきではない

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 希望の党が衆院選に向けて公約を掲げた。その内容がまた酷い。代表の小池は、アベノミクスに加える経済政策として「ユリノミクス」を提唱し、続けて12のゼロを宣言した。その内容は、以下の通りだ。

01.原発ゼロ
02.隠ぺいゼロ
03.企業団体献金ゼロ
04.待機児童ゼロ
05.受動喫煙ゼロ
06.満員電車ゼロ
07.ペット殺処分ゼロ
08.フードロスゼロ
09.ブラック企業ゼロ
10.花粉症ゼロ
11.移動困難者ゼロ
12.電柱ゼロ


 国民をバカにしているとしか思えない。百田尚樹氏のベストセラーに「永遠の0」があるが、希望の党の12のゼロは「永遠に達成できないゼロ」だ。中でも、「花粉症ゼロ」は想定の域を超えた。私は稲に反応する秋型花粉症だが、そんな私でも「米を食えなくするつもりか」と問いたくなる。経済評論家の渡邉哲也氏が指摘する通り、「人を全滅させるか、植物を全部焼き払うのかの究極の二択」だ。新薬の開発は歓迎だが、そもそもこの政策もどきが政権選択選挙に相応しいイシューかという点は、誰もがツッコミたくなる部分だろう。

 「待機児童ゼロ」、「満員電車ゼロ」、「電柱ゼロ」なども、どちらかというと国政より東京都の問題ではないのか。小池は都政を預かる身なのだから、まず都政で実績を示し、それを全国に広める立場だろう。満員電車ゼロなど、まずは都民ファーストで検討すべきだ。これは全国区の問題ではない。満員電車ゼロを実現するなら、企業の中枢を地方に移すのが最も手っ取り早い。都を管轄する立場として、それを是とするなら本末転倒だ。受動喫煙防止もいいが、国が家庭の領域にまで土足で踏み入るのは、どう考えてもやり過ぎだ。人はそれを称して「禁煙ファシズム」と呼ぶ。

希望の党


 選挙公約とは、国民との約束である。政権を預かることになったら、その約束を実現するというものであり、実現不可能なことを書いてはいけない。かつて、それで大失敗した民主党という政党があった。マニフェストに実現不可能な理想論を連ね、政権を奪取したが、蓋を開けてみれば何も達成できず、また実現する実力がなかった。マニフェスト詐欺と批判され、民主党は下野した。国民の教訓であると同時に、政党の教訓でもあるのだ。希望の党の公約集は、その教訓から何ら学習していない、理想の羅列でしかないのだ。

 小池は、都知事選で7つのゼロを掲げ、都知事の座を射止めた。その7つとは、これらだ。

01.待機児童ゼロ
02.残業ゼロ
03.満員電車ゼロ
04.ペット殺処分ゼロ
05.介護離職ゼロ
06.都道電柱ゼロ
07.多摩格差ゼロ


 東京大改革と銘打ったこの7つのゼロは、「しがらみのない小池ゆりこだから出来る!」という謳い文句で喧伝された。しかし、7つの公約はひとつでも達成できていない。希望の党の公約は、小池が都政で達成できていない「待機児童」、「満員電車」、「ペット殺処分」、「電柱」などを、国政に転嫁しているだけなのだ。

 民主党のマニフェストも酷かったが、希望の党の公約も五十歩百歩だ。できないことを公約に盛り込むのは、希望の党が政権を取る可能性がない証なのだ。実現性がない公約を掲げる政党が、「希望」を名乗るべきではない。


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