私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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与党2、野党8の配分は、民意と逆行している

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 政府・与党が、国会での与野党の質疑時間の配分を見直している件で、野党が火病を発している。特に、左派メディアの後押しを受ける立民枝野は、この検討をとんでもない暴挙と論じているようだ。

野党の質問時間削減に枝野氏反発「とんでもない暴論」 (朝日)

 政府・自民党が野党の国会での質問時間を減らすことを検討している問題で、立憲民主党の枝野幸男代表は30日午前、党本部での会合で「とんでもない暴論とも言える主張。一刻も早く取り下げ、建設的な議論ができる状況を作って欲しい。一切、我々として妥協する余地がない」と述べ、検討の中止を要求した。

 枝野氏は、議院内閣制の日本の国会では、与党議員が国会への提出前に法案や予算案の事前審査を行っていることを指摘。「(政府から)先に全部細かく説明を受け、いろんな主張を潜り込ませておいて、審議の時には同じようにさせろというのは全く論外。議院内閣制の基本が分かっていない」と批判した。

 立憲はこの日、東京・平河町に党本部を開設した。

 菅義偉官房長官は30日午前の記者会見で「国会議員が等しく質問できるよう、各会派に議席数に応じた質問時間の配分を行う。それは当然のことだ」と反論した。(南彰)


 朝日は、この枝野のコメントが出る前の28日、「野党の衆院質問時間、削減検討 政府・自民、配分で」という記事を配信し、「議院内閣制をとる日本では政府と与党は一体化しやすく、野党の質問時間が減れば国会の行政監視機能が弱まることが懸念される」と批判した。そして、その根拠に、「法案について与党は国会提出前に政府から説明を受け、了承しているためだ」と書いた。この根拠が、枝野の「与党議員が国会への提出前に法案や予算案の事前審査を行っている」とシンクロしている。

枝野


 法案や予算案の事前審議とは、自民党で言う「部会」のことを指す。自民党には政治テーマごとに「部会」があり、その部会に有識者や役人を呼んでヒアリングし、法案を検討し、磨き、それが国会に上程される。しかし、この部会は言うならば自民党内のドメスティックな勉強会であって、国民に開かれた議論の場ではない。それを、「事前了承」しているから「時間を配分しなくてよい」というなら、国民軽視である。

 今までの与党2、野党8という配分に法的拘束力はなく、ただの「慣習」である。従って、枝野の「議院内閣制の基本」という主張に根拠はなく、ただ「慣習を壊すな」と言っているだけなのだ。そもそも、与党2、野党8という配分自体が国民の声を反映していると言えるのか。野党への配分が、概ね国益に資する結果を生んでいるのであれば、そういう慣習を残すという選択肢は否定しない。しかし現状は、国益どころか、野党の頭にあるのは打倒安倍政権のみだ。比較的まともな質問をしているのは維新ぐらいで、残りの木っ端政党は、開けても暮れてもモリカケだ。これに、選挙戦でまともではない質疑をすると公言した希望が加われば、国会議論はワイドショー化するだけだ。

 与党2、野党8という慣習は、与野党の妥協の産物であり、国民の意見を取り入れたものとは程遠い。国民がまともな政策論争を視聴できるよう、不要な慣習は取り払ってもらいたい。


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