私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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いまこそ「非核三原則」の是非を議論せよ

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 「非核三原則は国民との重い約束だ。しかし、最近の北朝鮮の核兵器実験の動向を受けて、この約束を見直すべきかどうか議論を尽くすべきだ」

 「最近は、非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」

 「純軍事的に、核に対抗できるのは核だというのは、世界の常識だ」


 これらは、2009年に他界した、中川昭一氏のことばである。一つ目は2006年、二つ目が2007年、三つ目が2009年の発言だ。当時、中川氏は非核三原則についての「議論」の必要性を提唱したが、サヨクメディアや野党が大騒ぎし、大バッシングを喰らった。非核三原則については、中川氏の言う通り、「考えてもいけない」という非核五原則というのが実態なのである。

中川昭一


 稲田前防衛相が2011年に「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」と発言していたことに関し、民進党が「撤回すべき」と騒ぎ立てたのは昨年のことである。核に限っては、国家戦略の選択肢として提供することすらNGだということだ。

 非核三原則の建てつけは、「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」だ。このうち、持ち込ませずは日米安保の密約で事実上は無きものになっていたが、建前の上では依然、堅持されている。石破茂氏が最近、「米軍核兵器配備の是非を議論すべき」と提起したが、朝日新聞がムキになってこの発言を批判した。

北朝鮮問題、どう向き合う 非核三原則の堅持こそ (朝日)

 「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」。非核三原則は冷戦期の1967年に佐藤栄作首相が表明し、歴代内閣が踏襲してきた。

 米国の核抑止に頼る現実と、唯一の戦争被爆国として核廃絶をめざす理想。その両者に何とか折り合いをつけようとした重い「国是」である。

 北朝鮮への対応に何よりも必要なのは日米韓の結束であり、その上に立って北朝鮮に影響力をもつ中国、ロシアとの調整をはかることだ。

 そのために日本が発信すべきは、朝鮮半島を含む北東アジアで「非核」をめざす強いメッセージだ。非核三原則を堅持してきた日本の姿勢は、その主張を支える基盤となる。

 そんないま、日本の非核外交の足元を掘り崩すような発言をする石破氏の見識を疑う。 「力対力」に傾く発言が自民党などで相次いでいる。

 首相側近の河井克行・自民党総裁外交特別補佐は「自衛隊が中距離弾道ミサイルや巡航ミサイルを持つ可能性を真剣に検討すべき時期に来ていると考える」と語った。

 脅威に便乗するような強腰の主張が、地域の安定に資することはない。求められるのは、非核三原則や専守防衛といった日本外交の基軸を守った冷静な議論である。


 朝日は、脅威に便乗して非核三原則を破棄すれば、地域が不安定化すると主張している。しかし、地域の安定を慮るためなら、我が国の平和を犠牲にしてもよいということにはらなない。また朝日は、非核三原則に支えられた、北東アジアでの「非核」をめざす強いメッセージを発することで国家間の「調整」をしろと言っているが、これは、「憲法9条の意義を世界に広めよう」という宗教的なメッセージとなんら変わりないし、役にも立たない。想いを持つのは勝手だが、想いで平和は繋げない。外交とは利害関係の調整であるが、日本の非核三原則は、調整相手となる諸外国にとってメリットはあっても、デメリットはないのだ。

 理念や思想で平和を守ることは不可能だ。平和とは、力と力の均衡によって守られるものであって、戦後の日本の平和を守ってきたのは「自衛隊」と「在日米軍」という力なのだ。北朝鮮が核を保有し、我が国を取り巻く力の均衡が崩れるなら、対抗措置としての核保有や戦術核の国内配備が議論されるのは自然の成り行きだ。議論することだけでも、抑止力の向上になるのだ。

 「純軍事的に、核に対抗できるのは核だというのは、世界の常識」である。


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