FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年08月19日

村本大輔は、平和ボケのメカニズムを知る恰好のサンプルだ

← 応援クリック、ありがとうございます。

 朝まで生テレビはもう観ないけれど、8月11日は終戦の日が近いということもあり、テーマとパネリストだけは確認した。パネリストのなかに漫才師がいて、「朝生も来るところまで来たか…」と感じた。その漫才師は、「ウーマンラッシュアワー」というコンビの片方の村本大輔という人物だ。「国民には国を守る義務があると思う」と発言した田原総一朗に対し、「絶対に戦争に行くことがない年寄りに言われてもピンともこない」と反論したことが話題になっている。

 で、当の村本なる人物、15日の終戦の日に、こんなツイートを発している。

 サヨクメディアのLITERAなど、村本のことを“最強反戦芸人”と持ち上げて大喜びする始末だ。勢いづく村本は、「国を守るってことは、こっちも攻めるってことですよね。そしたら向こうもやり返す」と、小学生レベルのオツムを披歴し、徴兵制に結びつけたうえで「徴兵っとか(ママ)、国を守るって言い方より国のために殺されるっていい方にしたほうが想像しやすいです」と綴っている。まるで、戦後日本の平和ボケの象徴のような人物である。

村本大輔


 自分が盗みを働かなければ、自分のものは永遠に盗まれることがないという発想だ。それがエスカレートし、「家に防犯装置を付けると強盗に狙われる」という発想に飛躍する。争いごとは、すべて自分に起因して発生するものであり、自分が敵意を持たなければ、他からの敵意を抱かれることはないということになる。

 言うまでもなく、「紛争は、その当事者同士が相手方に対して敵意を持つから起きる」という説明は不十分だ。紛争はどちらか一方の敵意や野心のみで起こることもあり、その場合、いくら品行方正に暮らしていようと、巻き込まれたら守り、そして戦うしかない。例えば拉致被害者の方々は、拉致される以前に、北朝鮮に対して殊更反感を抱いていたから狙われたわけではない。「戦争が起きても行きません」という発想は、日本が戦争を仕掛けるという、一面的で単純な発想から出てきた言葉ではあるが、「海の向こうから戦争がやってくる」という発想がないのだ。

 村本のことばは、戦後の平和ボケのメカニズムを如実に示している。戦後、GHQ統治のもと、日本国民は大東亜戦争のことを侵略戦争と定義し、日本は軍国主義によって悪い戦争をしたと教え込まれた。憲法9条による武装解除は、その禊だった。そして、反論は言論統制によって封じ込まれた。日本国民は、戦争という罪を自発的に受け入れるように刷り込まれ、自分たちが宥和的に他国に接し、争いごとは二度と起こさないと約束し、憲法9条はその約束の証として用いられた。在日米軍はその仕組みを支える最も重要なパーツだった。従って、その平和主義は自発的な戦争を否定するものではあるけれども、他から仕掛けられるものは想定外であり、いざその現実を知ると、感情的に「平和」と叫ぶだけで、まともに反論できないのだ。

 哲学者、田中美知太郎の至言である。

「平和というものは、われわれが平和の歌を歌っていれば、それで守られるというものではない。いわゆる平和憲法だけで平和が保障されるなら、ついでに台風の襲来も、憲法で禁止しておいた方がよかったかも知れない」


 村本大輔という人物は、戦後の平和ボケのメカニズムを知るうえで、恰好の見本である。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2017/08/19 07:22 ] 社会問題 | TB(0) | CM(29)
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ