私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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「日本ファーストの会」の冴えない船出

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 自民党を離党した衆議院議員の若狭勝が、政治団体「日本ファーストの会」の発足を発表した。設立は先月7月の13日だったそうで、国政選挙に立候補する人材を育成する政治塾を開校し、9月の初回講師には小池都知事を招くという。都知事自身は「国政は若狭氏に任せている」と白々しいコメントを残しているが、都知事と都政を踏み台にした小池氏のキャリアプランを実現するための土台だろう。

若狭勝、日本ファーストの会設立


 以下は、若狭が記者会見の冒頭で説明した立党の趣旨である。

 「自民党でもない、民進党でもない、もっと新しい、内政・外交の諸課題にしっかりと対応してくれる政党を皆さんが求めていると実感した。

 政治のプロだけによる政治だけでなく幅広い人材のもとで行われるべきとの考えです。希望の塾に応募者が殺到したのは政治が従来のような政治のプロによるものではなく、国家国民のために政治が行われるべきだということのあらわれだと思う。流れの先導役として永田町という限られた世界に生きている人だけでなく幅広い人材が必要だから応募者が殺到した。

 こうした東京都で示された声を全国から広く集めてこれからは政治のプロの経験だけでなく幅広い層で日本を前に進めていく先導役を集める政治塾を開催することにした。」


 「政治のプロだけなく幅広い人材を」というのは、政治に庶民目線を取り入れようとする、いわゆるワイドショー的なアプローチのように思える。しかし、素人に政治をやらせると有権者にしっぺ返しが来るというのは、民主党/民進党で既に証明済みだ。実際のところ、政治主導と言いながらまったく官僚をコントロールできず、その掛け声とは裏腹に、官僚主導の政治に戻してしまったのが民主党政権だった。橋下徹が設立した維新も公募をベースとしたが、中には上西小百合のようなトンデモない人物がバッジを得るというオマケがついた。「幅広い人材」とは耳障りは良いかもしれないが、興味とやる気だけでは政治はできないのだ。

 若狭が結党を宣言したのは、議員集めに目途がついたからだろう。民進党を離党した長島昭久、日本維新の会を除名された渡辺喜美のほか、松沢成文も連携しているという。そして、ここにきて、民進党の細野豪志が離党を表明した。細野は離党に関し、「自分が先駆者となって飛び出る」と恰好を付けてみたが、離党に踏み切れたのは「日本ファーストという受け皿」が用意されいたからだろうと思われる。この辺、長島昭久のほうがまだ筋が通っていて、逆に細野の優柔不断さが透けて見えるようだ。

 どの顔を見ても新鮮味に欠け、その新鮮味を「幅広い人材」とやらに求める算段だろうが、小池百合子の威光があるにせよ、そもそも若狭勝が代表であるという現実に、期待感が集まるのかは不明だ。興味は新党の理念、政策よりも、むしろ泥船から脱出しようとする民進党離党組のネズミがどれだけ合流するかのほうにある。

 さて、どうでもよい話だが、「日本ファーストの会」という政党名は、ドクター中松が元祖を主張し、桜井誠氏が設立した日本第一党ともかぶる。こういう話を聞くにつけ、なんとも冴えない船出だと感じてしまう。「自民党でもない、民進党でもない」という立場表明は、「自民党以外の選択肢」を叫んで政権を取った詐欺政党にもよく似ている。果たしてこの新党は化けるのか。


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