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本日行われる安倍内閣改造人事で、野田聖子が入閣するという。一部の保守派のなかに、野田の入閣を安倍総理の失策のように評する向きもあるが、野田聖子自身、それほどの大物ではないだろう。確かに野田は、安倍総理とは信条や政策も異なるが、入閣するということは総理に従うことを意味する。私はもちろん、アンチ野田だが、内閣を吹っ飛ばせる力があるとは思えぬ野田の起用に、殊更騒ぐ必要はないと思われる。
どちらかというと、外相に内定したと言われる河野太郎のほうがインパクトが大きい。河野が外交に知見があるという話は寡聞にして知らず、限られた情報でいえば親中派だということぐらいしか分からない。米国への留学経験がある分、外国の要人との意思疎通には不自由がないだろうが、良い意味でも悪い意味でも安定していた岸田氏であっただけに、先行きに不安が残る。
人事とはいえ、次々と漏れて来る入閣ニュースを報じるテレビ局など、「変わり映えしない」「新鮮味がない」「守りの人事」などと、さっそくネガキャンをスタートさせている。彼らは、総理が何をしようが難癖をつけるのが仕事だと勘違いしているので、口が裂けても「素晴らしい人事」「安定感がある人事」などとは言わない。今回の人事の注目は文科相と防衛相だったが、文科相には林芳正、防衛相には小野寺五典というベテランが配置されることになりそうである。特に小野寺氏の再起用は拍手ものだ。

その改造安倍内閣の組閣の裏で、民進党が代表選に向けて進んでいる。核マル枝野がいの一番に名乗りを上げ、外国人献金で外相を辞任した前原が後を追う。タマキード玉木は、すっかり影が薄い江田憲司と第三の候補擁立を模索しているようだが、野党第一党とはいえ、政党支持率が共産党とどっこいどっこいの政党に注目は集まらない。代表選は、9月2日の投開票で了承されたが、「(時間をかけて)代表選びをしている暇はない」(篠原孝)、「臨時国会召集を求めているのに司令塔不在になる」(渡辺周)、「のんきだ」(寺田学)など、雑音ばかりが聞こえてくる。
もうすくお役御免になる政調会長の大串は、そんな党内のゴタゴタは知らぬとばかりに、相変わらずの安倍批判に余念がない。
「内閣改造ですらも加計学園隠しか」(
大串ひろしのブログ)
加計学園の問題をもみ消すために、共謀罪法案を強行採決してまで国会を閉じた安倍総理。
そして今度は、さらに国民の目先を変えるために内閣改造?
内閣を組織するのはそんなためのものでしょうか?それは本来は、それぞれの仕事を、日本のために最もよくできる人を任命する、ということなのではないでしょうか。
それを内閣支持率アップのために利用するとしたら本末転倒です。
まったく、バカにつける薬はないという見本のようなエントリーだ。もともと、蓮舫を民進党代表に選んだのは、政権からの転落後、海江田、岡田と続いたパッとしない代表に蓮舫を据え、党勢回復を図ろうとしたからだ。そういう過去がある政党の政治家が、「目先を変えるために改造?」など批判することなど、ブーメラン集めが趣味なのかと疑ってしまう。
閣僚の問責を連発し、罷免運動をおこし、いざ改造する段になったら「内閣支持率アップのための改造は本末転倒」などと批判するのバカさ加減は、論評にすら値しない。「共産党に負けないようにね?」と、棒読みの乾いた声で囁いてあげるのが妥当だろう。
内閣の真価は、新鮮味でも変わり映えでもなく、どんな仕事をするか、に尽きる。石破も小泉進次郎も橋下も要らない。改造内閣の閣僚には、しっかりと仕事をしてもらいたい。
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