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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年07月16日

松尾貴史、青山繁晴氏の質疑を「恥の上塗り」と批判

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 過日、ブログで取り上げたが、事務所“古舘プロジェクト”に所属するタレント、松尾貴史が、前川助平のことを人格者で官僚の鑑と持ち上げていた。


 週3回も出会い系バーに行くという属性がある公務員をどう捻じ曲げたら「人格者」で「鑑」になるか、そのロジックは不明である。しかもこの松尾、2月には天下り問題を「天下りの斡旋を「人助け」などと言い逃れをしている下衆官僚」と、痛烈に批判している。時期から考えれば、前月1月に発覚した文科省の天下り問題に違いないが、安倍総理を貶めることができる材料なら、下衆官僚も転じて官僚の鑑になってしまうようだ。

松尾 貴史
松尾貴史


 その松尾、毎日新聞にコラムを持っているようだ。「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムで、過去ログで確認できるコラム8本のうち7本が安倍総理および政権批判に使われている。直近のコラムは本日掲載されたが、そのタイトルは「「加計学園」閉会中審査 「恥の上塗り」だった自民党議員」だ。この自民党議員は、青山繁晴氏のことである。

 質問に立った自民党の議員は、どう客観的に見ても前川氏の人格をおとしめることのみに躍起で、それは以前から菅義偉官房長官が熱心だった「印象操作」の恥を上塗りするばかりだった。

 ある自民党議員は「あなたは『日本に獣医師の不足はないから愛媛県今治市に加計学園が新たに獣医学部を作ることは行政をゆがめることだ』と発言されていましたが」云々(うんぬん)と質問したら、前川氏から「違います。規制緩和をすべきかどうかと、加計学園の獣医学部を作るべきかは別次元の話。私がゆがめられたと言っているのは加計学園に決まったプロセスのこと」と前提を完全否定する極めて冷静な答弁があると、「……正直、今の発言は僕の予想通りです。でもその話は後にします」と、反論できずに逃げてしまった。その後もいろいろと無根拠なことを投げかけてはぴしゃりと反論され、気の毒なぐらいだった。この議員は森友学園の理事長だった籠池泰典氏が証人喚問されたときは、自分が学園の広告塔をしていた経緯に触れられるのを恐れたからか、籠池氏の視野から逃げ続けていた様が滑稽(こっけい)だった(今でもネット上の動画サイトで見られる)が、加計学園には関わりがなかったからなのか、随分と派手に躍り出ていったは良いが、これまた失敗してしまったようだ。(抜粋)


 青山繁晴氏の質疑は失敗どころか、大成功ではなかったか。青山氏は、ひとつの質問に対して前川助平と加戸前愛媛県知事両者に公平に答弁させ、その対比を鮮明に浮き上がらせた。その対比で象徴的だったのが、「行政がゆがめられた」という前川に対する、加戸氏の「ゆがめられた行政が正された」という反論だろう。加戸氏の発言を「報道しない自由」で隠蔽、抹殺した毎日新聞の「お偉方のご意向」を忖度したのか、加戸氏のことはこのコラムでも全く触れられていない。

 コラムはこう続く。

 安倍内閣の支持率が、第2次内閣発足以来最低になったようで、各報道機関の調査で軒並み30%台に突入した。そろって不支持率は支持を上回って50%ほどとなり、この政権と総理大臣が信用できないということに多くの国民が気づいてきたのは喜ぶべきだけれども、秘密保護法やら戦争法(安保関連法制)やら共謀罪法(改正組織犯罪処罰法)やらを、多数の横暴によって、まともな説明もできずに乱暴で姑息(こそく)で狡猾(こうかつ)な手法を使って強行採決してきたこの国の傷を癒やすには、気の遠くなる時間と代償を費やさなければならない。

 即刻安倍内閣が総辞職しても、この負の遺産、恐怖の種を取り去る過程が待っているかと思うと、安倍氏の推し進めてきたことの罪深さは筆舌に尽くし難い。


 私は、自民党による改正組織犯罪処罰法の成立手段は稚拙だったと思うし、これが安倍政権のイメージを相当棄損したのではないかと思うけれども、それでも数々の法案成立は「多数の横暴」ではない。多数は国民が選挙によって与えたのであって、それを否定するなら民主主義は成り立たない。それどころか、今の国会は、審議拒否に代表されるように、「少数の横暴」を大幅に許容している。特定秘密保護法に反対する陣営は、この法で自由な発言が制約されると論じていたが、松尾のコラムはその論が単なるレッテル張りだったことの証明ではないか。

 もちろん、当人は辞意などかけらも持ち合わせていないようで、8月に内閣改造をして、問題山積の大臣を外して延命しようという「ご意向」らしい。このタイミングで入閣の要請を受けるのは誰なのか興味深い。人気回復のためにイメージアップを図って組閣するのだろうが、ここで入閣して自身の人気を下げるデメリットは大きいだろう。ここで引き受ける人は「大臣である」あるいは将来「大臣であった」ということが目的なのだろうなあ、とすら思う。もちろん、適材適所であればいいのだが、任命する側の政治姿勢があれでは、まっとうな仕事もできないだろう。

 知名度や人気のある(であろう)人物の名前が取りざたされているが、自身のイメージを安倍氏と道連れにしようという人たちの顔ぶれが決まるのを怖いもの見たさで待つ。


 お約束ということばがぴったり当てはまるように、コラムは安倍総理への批判で締めくくられる。安倍政権入閣は政治家にとって「負の遺産」となるというのだが、これも単なるレッテル張りの域を出ない。毎日新聞はこんな二流のクズタレントにコラムを書かせ、安倍政権批判の広がりを獲得しようとしているのだろう。安倍批判で駄文を書くことで報酬を得られるのなら、これほど楽な商売はない。


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