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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
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小池都知事と都民ファースト ~ 2009年夏の民主党と同じ匂い

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 稲田防衛相の発言が大袈裟に取りざたされている。発言は明確に間違いであるし、稲田氏には猛省が求められるが、かといって天地がひっくり返るほどのものではない。メディアが針小棒大に報じて自民党叩きに利用し、野党は稲田大臣の即辞任を要求するが、政治家に完璧な言動を要求するなら、まずは民進党代表からにしてもらいたい。

 民進党の蓮舫は、稲田氏の発言を受け、ここぞとばかりに批判を展開している。蓮舫は「自衛隊員の士気にも関わる」と発言したが、菅直人が自分らの最高指揮官であり、田中直毅や一川保夫に大臣を担当されることほど自衛隊員の士気を下げることはなかっただろう。まして、仮に国籍不明者が自衛隊の最高指揮官になるとなれば、それほどの悪夢はない。自衛隊員にとっても、国民にとっても、である。

 野党と左派メディアの狙いは、都議選での自民敗北で、それによって起こる安倍政権の弱体化であることは容易に想像がつく。とにかく安倍総理が失脚すれば、彼らは満足なのだ。その先の展望など、彼らにはない。選挙報道では公平さが要求されるが、実際に選挙を戦っている候補者以外は別だ。都議選で自民党を大敗に導き、安倍政権の屋台骨を揺さぶれば、それは彼らにとっての一里塚となるのだ。

 都議選における報道では、自民党の中央に対する批判によって、有権者の投票行動に影響を及ぼそうとするメディアの策略が見える。何故かというと、小池都政に対するメディアの検証が甘過ぎるのだ。この都議選、争点となっている築地市場の豊洲移転問題に関し、小池都知事率いる都民ファーストが出した見解が最も曖昧なのだが、それを追及しようとする強い姿勢が感じられない。

小池都知事


 そもそも、小池都知事は、豊洲延期を決定するプロセスで議会に諮るということをしなかった。都知事は議会を無視し、膨大な予算の伴う延期を裁定したのだ。メディアは安倍政権を「独裁」と批判するが、やっていることを冷静に見比べれば、小池都知事のやっていることの方が独裁に近い。加えて、都民ファーストは基本政策で「忖度だらけのふるい都議会を新しく」と謳っているが、所属議員の連中は小池都知事を忖度することしかできないようだ。5月23日、都民ファーストは「知事の立場を尊重する」とした。6月5日に櫻井よしこ氏が産経新聞に寄稿しているように、これは「小池氏への白紙委任宣言」である。これでは「党のガバナンスは放棄します」と言っているようなものだ。

 都議選を控えて厳しさを増す自民党叩きは、「自民党を敗北に導きたいが、民進党はこの体たらく。だったら都民ファーストに勝たせるしかない」という、メディアによる情報の差配ではないかと疑ってしまう。“築地は守る 豊洲を生かす”という夢のような政策を掲げつつ、財源は示さないというなら、2009年夏の民主党マニフェストと大差ない。あの時も産経を除くメディアはダンマリを決め込んだ。今夏の都議選に同じ匂いを感じるのは、私だけだろうか。

 屋山太郎氏の「クールビズの思いつきだけじゃ、首相にはなれないと、小池氏に言っておけ」という発言が、妙に重みをもって響く。


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