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北朝鮮が14日、新型中距離弾道ミサイル(自称)「火星12」を発射した。
日本では、このような暴挙に出た北朝鮮に塩を送るような言動も散見される。典型例は民進党のクイズ小西だ。小西は多忙な内閣の足を引っ張るように、「武力による威嚇を行っている米軍と共同訓練を実施すること自体が、『武力による威嚇を放棄する』と明記する憲法9条に違反する」との質問主意書を提出したが、内閣が「武力の威嚇に当たらない」とする答弁書を決定したそうである。
質問主意書の内容が、とても国会議員のレベルのものとは思われない。どこかの中学生が提出したならなんとか理解できるが、これが歳費という血税で活動する国会議員なのだから、呆れてものも言えなくなる。「上から目線」ということばがあるが、小西の場合は完全に「北から目線」なのだ。小西の論理が通るなら、他国が「怖いからやめろ」とひと言発するだけで、自衛隊の活動はいとも簡単に制御されてしまう。小西はそれを証明しようとでもしたのだろうか。
北のミサイル発射で注目されるのは、ミサイルの性能、精度はもとより、発射するタイミングである。今回の発射は、キンペー肝いりの「一帯一路国際会議」の初日に行われたという意味において、示唆的だ。同時に、発足したばかりの南鮮文在寅政権の出鼻をくじく意図も併せ持ったものだろう。金正恩にとってみれば、「さぁ、お手並み拝見」というところではないか。

文在寅は、この北弾道ミサイルの発射を受け、「北朝鮮との対話の可能性を開いているが、北朝鮮が誤って判断しないよう、挑発には断固対応しなければならない」と述べたそうだ。青瓦台は「強固な韓米同盟」云々と言ったそうだが、笑わせるのもいい加減にしてもらいたい。いまや揺らいでいるのが米韓同盟である。文大統領は、過去の言動から「親北、親中、反米、反日」と言われ、一時は「親北の大統領が誕生する前に、米国は北への攻撃を決断するのでは」と噂されたほどだ。THAADの配備にも事実上反対し、トランプとの初の電話会談では、「対話するのは構わないが、『適切な環境』に基づかなければならない」 と釘を差されている。これは、言い換えれば、「俺がOK出すまで動くなよ?」である。
トランプの意図は、「日本、中共というキープレーヤーとの連携で進めていることに口を挟むな」ということだろう。文在寅と盧武鉉の近さ故に、トランプは文に対し、現実的には大失敗だった北への太陽政策の轍は踏まないという宣言を下のと同じだ。北とは隣同士で、一番のキープレーヤーであるはずの南鮮が、「今は引っ込んでろ」と言われる始末だ。青瓦台は、こと北朝鮮問題に関し、暫し傍観者であり続けなければならない。
「当選したらアメリカより先に北朝鮮に行く」と言ってみたり、「制裁・圧力よりも対話・交流」と言ってみたり、開城工業団地の再稼働や拡張を主張したりと、文は現在の対北路線とは全く異なるスタンスを持ち、全く異なるアプローチを提唱している。端的に言えば、文は米国にとっては邪魔者なのだ。朴槿恵も、あの軟弱なオバマに屈し、望まない慰安婦日韓合意を締結した。強硬なトランプに抗うパワーは、誰が元首になっても南鮮にはないのだ。
暫くのあいだ、文在寅はキープレーヤーたちが対北で立ち回る様子を傍観する部外者だ。南鮮国民はこの現実を直視する必要がある。
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