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大方の予想通り、南鮮新大統領に文在寅が選出され、空席だった大統領の椅子に座った。候補者すべてが反日という異常な選挙戦だったが、選出されたのが、よりにもよって候補者のなかで最も反日色が強い文在寅だという、笑えない結果となっている。

そもそも、北朝鮮が「ソウルを火の海にする」と豪語しているこの状況下で、その北に対して最も宥和的な姿勢を見せる候補者を選出する南鮮民族の思考回路は、まったくもって理解に苦しむ。お国柄というか、独特の事情があるのだろう。文は、南鮮憲政史上、最も親北派と名高い盧武鉉政権で大統領秘書室長という側近中の側近で、過去にも「盧武鉉の夢を叶える」と公言してきた人物だ。日本国民にとって、盧武鉉の記憶は呼び起こしたくないものだが、政治スタンスは、言葉通り、盧武鉉政権に酷似したものになると思われる。
そもそも、彼の国の政治リーダーにとって、反日というのは支持率を上げるのに最も都合の良い道具である。前大統領、朴槿恵の例を見てみよう。朴槿恵が大統領に就任したのは、2013年2月25日だ。その僅か4日後の3月1日、朴の口から「千年恨」が出た。「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない」という、あの発言だ。3月1日は独立運動記念日という、南鮮にとって象徴的な日だから、多少の国威発揚は誰が大統領でもやるだろうが、この「日本を千年恨む」ということばは南鮮国民の圧倒的な支持を得、一方で日本国民の猛反発を買った。

反日は、今回の南鮮大統領選でもフル活用された。5人の候補者全員が「日韓合意の破棄、または再交渉」との方針を掲げ、反日に毒された愚民の支持を取り付けようとした。パフォーマンスもあるだろうが、文在寅は過去に竹島にも不法上陸し、釜山市が日本領事館前の慰安婦像設置を不許可にした際、Facebookで市の対応を「清算されていない親日行為」と批判した人物だ。反日は、文の一貫した政治姿勢なのだ。
朴槿恵は、前述の「千年恨」を皮切りに、反日の反動として中共に接近し、中共軍事パレードへも参加し、あらゆる外交先で「反日告げ口外交」を展開。THAADの配備にも難色を示した。その朴が日本との間に慰安婦に関する「日韓合意」を締結し、THAADの配備に踏み切ったのは、米国の圧力に抗うことができなかったからだと思われる。文在寅も、最初は威勢がいい。しかし、その威勢がどれだけ続くのか。
少なくとも、南鮮にとって反日を構成する三大要素 ―― 竹島(独島)、慰安婦、歴史認識 ―― においては、強気の姿勢を維持しようとするだろう。日本は淡々と、慰安婦合意の履行を求めてゆけば良い。その点において、安倍総理と菅官房長官の初動は満点だ。
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