FC2ブログ

私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年04月26日

「話し合い」とは、北の核開発を促進させ、金正恩の言い分を飲むことを意味する

← 応援クリック、ありがとうございます。

 安倍総理は24日午前、米トランプ大統領と電話会談を行った。総理はぶら下がりで、「北朝鮮に対して強く自制を求めていくことで完全に一致した」、「わが国として毅然として対応して参る」と語っている。総理は新しいことを何も言っていない。だが、電話会議に同席した政府関係者は、トランプは社交辞令を排し、「今までと違って緊迫した雰囲気だった」と語っている。

 海上自衛隊の「さみだれ」と「あしがら」の護衛艦計2隻が、米海軍のカール・ヴィンソンとミサイル駆逐艦など計3隻と、日本海で共同訓練を実施する見通しだという。防衛省幹部が「周辺国の反発に配慮し、これまで実施してこなかった」と表現する、極めて異例の訓練だ。安倍総理は近くロシアと英国を訪問するが、この外遊で予定されていた北欧4カ国への訪問をキャンセルした。中共の人民解放軍は、北との国境付近に約15万人増派したという。政治や外交は、すべて半島有事を想定した対応で動いているということだ。

金正恩


 まさに、「今、そこにある危機」だ。しかし、日本国内の世論はいまだ呑気である。一昨日発表されたテレ朝の世論調結果によれば、「北朝鮮が、ミサイル発射や核実験を繰り返す場合、あなたは、アメリカによる武力行使と、外交による話し合いとでは、どちらを進めることが必要だとお考えですか?」との問いに、17%が「アメリカによる武力行使」と答え、68%の圧倒的多数が「外交による話し合い」を推したそうだ。

 もちろん、戦争が起こらないに越したことはない。しかし、話し合いによる解決を求める68%は、北朝鮮が核実験を繰り返し、その実験によって、核兵器能力を実戦で使用し得る段階まで発展させることで、5年後、10年後の日本に対する脅威レベルが数段階もアップすることを全く想定できていない。北が核を持てば、GDPで日本の200分の1の弱小国家が、日本国と国民の生殺与奪のカードを手にするのである。

 空想的平和主義者たちは、まさか聖徳太子の「和を以て貴しとなす」という価値観が、金正恩に通じると思っているわけではないだろう。相手は俗人的独裁国家であり、自国民の処刑すら厭わない指導者が国家を動かしている。そういう相手に「話し合いましょう」、「ウチは憲法9条があるので、ミサイルを落とさないで」と頼んだところで、聞く耳を持つと思っているのか。

 北朝鮮の核保有化を促進させたひとつの要因は、「話し合いへの期待」である。軍事攻撃される、もしくは政権転覆、暗殺という強硬手段を相手がテーブルに乗せなかったことで、北朝鮮は独自路線を進めてくることが可能だった現実もある。まして、「話し合い」や「交渉」とは、「相手の条件も少なからず飲む」ことを前提にするものだ。それはすなわち、主導権を金正恩が持ち続けるということに他ならない。

 外交には軍事の裏付けが必須なのだ。日本国民もその現実をそろそろ受け入れるときではないか。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
当ブログはブログランキングに参加しています。ご面倒ですが、是非ともバナークリックをお願いいたします。
にほんブログ村 政治ブログへ
バナーが表示されない場合はこちらから。
人気ブログランキング | にほんブログ村 政治ブログ | FC2 ブログランキング

[ 2017/04/26 07:08 ] 外交 | TB(0) | CM(6)
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
Banners
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ



憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ