私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年04月17日

市川海老蔵氏の「アメリカと北でやっとけ」という、当事者意識の致命的な欠如

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 北の暴発と米国の軍事介入の可能性が現実味を帯びる中、いま日本国民に必要なのは備えだろう。その備えも、心理的に準備するという面と、有事の際の行動に関する備えの二通りがある。両国の軍事衝突が実際に起きなければそれに越したことはないが、反面、何も状況が変わらなければ、我が国は今後も北の核の脅威に晒され続けることになる。今までの対北政策のように、金正恩に時間を与えてしまえば、来月、半年後、1年後の北の核攻撃能力はより正確に、精密に昇華するだろう。それが日本の安全保障にとって度し難い脅威を与えることは、義務教育レベルの子供にも理解できるはずだ。

 だが、我が国にはそのような現実から目を背け、対岸の有事が他人事であるかのように解釈する者も多数いる。さしずめ、この人物もそのようである。

朝から不快 (市川海老蔵オフィシャルブログ)

ニュースみて
✖️デーってなんだよ、
ふざけるな!
アメリカと北でやっとけ
日本を巻き込むなよ!

めちゃくちゃ朝から不快です!!

(余計な改行を削除)


海老蔵


 海老蔵氏が不快に感じるかどうかは、個人的な感情の問題なので、とやかく言うつもりはない。このエントリーのコメント欄を見ると、「同感」、「仰る通り」、「戦争反対」等々のお花畑コメントのオンパレードで、半ば脱力気味にもなる。しかし、海老蔵氏には当事者意識が致命的に欠けている点は、指摘せざるを得ない。

 「アメリカと北でやっとけ。日本を巻き込むなよ!」というのは、この問題に関し、日本が当事国ではないという立ち位置から来るものと思われる。しかし、この状況を米国と北だけの問題だと認識している時点で、完全にアウトだ。北が日本を敵視し、米国をも敵視し、所持する砲弾の着弾点を日本の領土領海に定める、もしくは定める機能を持つ限り、日本こそ当事国なのである。

 日米は同盟国だ。海老蔵セオリーで解釈すれば、中共が尖閣を侵略したとき、日本は米国に対し、「これは日中の問題だから、日本だけで対処する。米国は黙って動くな」と言うことになる。これが非現実的であることは、誰が見ても明らかだろう。半島有事は、その裏返しなのだ。愉快だの不快だのという、感情の問題ではない。

 手っ取り早く言ってしまえば、金体制の北朝鮮が存在する限り、巻き込まれる云々以前に、日本は当事者としてこの問題に取り組まなければならないということだ。それが地政学的な日本の宿命であり、そのことを理解していれば、「アメリカと北でやっとけ」ということばは出ないはずではないか。

 そもそも、海老蔵氏は、拉致被害者が北に捉えられたまま、いまだ祖国の地を踏めない現実を、他人事として捉えているのだろうか。氏のブログは相当な人気らしい。社会的な影響力も相当なものだろう。そういう海老蔵氏には、「日本を巻き込むなよ!」と叫ぶ以前に、自身の不勉強を恥じる機会を持ってもらいたいものだ。


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