私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年04月10日

朝鮮半島周辺海域に戻る米打撃艦隊 ~ 目の前に迫る有事と国会の責務

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 注目された初の米中首脳会談は、トランプの優勢勝ちという見方が一般的なようである。なかでも、米国軍のシリア空爆は首脳会談と同時並行で実施されており、キンペーに対応する隙さえ与えなかった周到さだ。この展開が想定外だったのか、キンペーは思わず「子供が殺害されている時にそうした対応は必要だ」と述べ、「理解」を示し、トランプが情報を提供したことに感謝さえしたそうだ。中国の外務省はといえば、「すべての関係当事国に政治的解決を重視せよ」と声明を出しており、キンペーの発言と微妙に違う。そのちぐはくな対応は、中共の動揺を示すものだろう。

 黙っていられないのが平壌だ。「今の米政府の反朝鮮策動により、朝鮮半島は重大な戦争状況にある。我々はやむを得ず、米国に再三送った警告を実践に移さざるを得なくなった」と強気の姿勢を崩さず、続けざまに「敵対行為の段階を超えて全面戦争を意味している」、「米国の策動は戦争行為、戦争犯罪」、「我々は先制攻撃ができる合法的な権利を有している」と虚勢を張っている。

金正恩


 こうした言動は、平壌発信のものとしてはさして驚くに当たらない。いつも同じトーンで出される声明なので、北がどの程度強気なのか、またはビビっているのか探るのは困難である。ただしかし、北は6回目の核実験を準備中と言われ、このチキンゲームを最後まで戦うつもりでいるようだ。最早、「引く選択肢」など検討していないのだろう。

 米中首脳会談でキンペーの鼻を明かしたトランプは、次の手に出た。

米空母打撃群が朝鮮半島へ (産経)

 米太平洋軍のハリス司令官は8日、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群に対し、北上を命じた。米海軍第3艦隊(米カリフォルニア州サンディエゴ)が発表した。朝鮮半島周辺で活動し、核開発・ミサイル開発を続ける北朝鮮の挑発に備える狙いがある。

 ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻が含まれ、北朝鮮によるさらなる弾道ミサイル発射に対応する。海軍は「空母打撃群はオーストラリアへの寄港をとりやめ、西太平洋で第3艦隊の作戦統制下に置かれる」としている。(以下略)


カール・ヴィンソン
カール・ヴィンソン


 カール・ヴィンソンは、南鮮軍との合同訓練に参加していたため、朝鮮半島周辺に呼び戻しやすい状況下にあった。しかし、このカール・ヴィンソンとは、あのオサマ・ビン・ラディンがパキスタンで殺害された際、遺体が持ち込まれた空母なのだ。米国がそのような属性まで平壌へのメッセージに込めたかどうかは定かではないが、金正恩にとっては敏感にならざるを得ない状況だろう。

 安倍総理は日本時間の昨日午前、トランプと約45分間の会談を持ち、シリア打撃への評価を伝えるとともに、北朝鮮問題に関しては日米韓の連携が重要だとの点で一致した。このうち、「韓」が5月9日に新大統領を選出する。連携といっても、新政権での安全保障政策は不透明さをはらむ。「米軍が動くなら5月9日以前」という説まで現実味を帯びて語られており、日本にとっても予断を許さない状況だ。

 仮に「5月9日以前」説が現実となる場合、国民の生命と安全を守る法を整備する時間的余裕はない。国会は、東日本大震災の発災時に与野党間で休戦が合意されたように、与野党が知恵を絞り、今何ができるかを真剣に検討してほしい。いまだに「100万円の寄付ガー」、「昭恵夫人の証人喚問ガー」とか、「復興相は辞任しろ」などと粘着する政党があるとすれば、その政党は国民の生命と財産を守る意思のない者たちだと認識すべきだ。


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[ 2017/04/10 07:09 ] 外交 | TB(0) | CM(8)
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