私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年03月12日

朴槿恵罷免と、「今こそ大使帰任」を叫ぶ朝日、毎日などの“棚上げ論”

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 朴槿恵が失職した。南鮮の憲法裁判所が、裁判官8名全員の賛成を以て、朴の罷免を決定した。南鮮の憲政史上、はじめてのことだそうで、朴は在任中に来日することがなかった数少ない大統領のひとりとなった。60日以内に大統領選が実施され、日本は新たに誕生するであろう北朝鮮寄りの大統領と対峙することになる。

 南朝鮮では、朴の罷免が過激な政治闘争に発展しており、罷免の賛否両派の衝突が頻発し、多数の逮捕者を出しているという。罷免に反発した市民が警官隊と衝突し、3名の死者も出た。朴の弾劾は、南鮮が情治国家であることの証明のような気がするが、反発も極めて情緒的だ。朝日新聞には、元SEALDsの元メンバーで、南鮮で大統領辞任を求める集会にも参加した玉川大4年の矢部真太なる学生のコメントが掲載されている。「韓国では国民が政治を動かした。そう思うと、鳥肌が立った」というものだ。いわゆる「民主主義の成果」的なものを表現したかったのだろうが、政治が情緒で流されるという南鮮の未熟さを認識できていないということではないか。

朴槿恵罷免


 朝日新聞は、社説でこう書いた。

 かつての軍事独裁を脱却し、韓国が民主化を勝ち取って今年で30年。民衆の圧倒的な行動が「絶対権力」といわれた大統領の交代をもたらしたのは、韓国型民主主義のひとつの到達点として歴史に残ることだろう。


 この文句には唖然とする。日に日に増大する北朝鮮の脅威を見ぬ振りし、落ちゆく経済にも目をつぶり、政権を潰すことにひたすらエネルギーを集中させた行動は、果たして民主主義の到達点なのか。この罷免成立を「歴史的偉業」と礼賛する朝日は、「日本もあやかって安倍政権打倒を」と言いたげだ。「北寄り」の政権が誕生したとき、朝日がどうコメントするかは注目である。

 もうひとつ、日本の各紙が騒いでいるのが、長嶺駐韓大使の帰任要求だ。朝日と毎日は、それぞれこう書いている。

朴大統領罷免 国政の安定化が急務だ (朝日)

 日本政府は、いわゆる少女像が釜山の日本総領事館前に設置されたことの対抗措置として、2カ月以上も駐韓大使らを一時帰国させている。だが、韓国ではこれから政治論議が一気に活発化する。大使らを早く任地に戻し、新政権ができるまでの情報収集や対話のパイプづくりに万全を期すべきである。


朴大統領罷免 挫折乗り越え安定望む (毎日)

 重要な隣国が激動に見舞われている中、日本の長嶺安政駐韓大使は現場に不在である。慰安婦問題を象徴する少女像の問題で政府が一時帰国させたものだが、ソウルに帰任させる時期ではないか。


 南鮮で次に誕生する大統領は、100%に近い確率で、親北朝鮮派だろう。日韓合意の破棄、もしくは白紙化を政治目標にあげている候補者がほとんどで、国家間合意という約束事を一方的に反故にする可能性が高い。

 賛否両論はあれど、日韓合意は国家間のコミットメントである。南鮮がそれを一方的に破棄しようとする場合、最初に動くべきは南鮮側であり、日本はそれまで静観すべきだ。ここで大使を戻せば、「日韓合意は破棄でよい。侮辱的な慰安婦像もそのままでいい」というメッセージと捉えられるだろう。これは外交とは言えない。

 朴槿恵罷免と新大統領選は、南鮮の内政問題だ。日本の彼の国にあるのは、日韓合意を含む既定の条約であり、政府はただそれを守れと言うだけでよいはずだ。それらを棚上げして、大使を帰任させるなど、いわゆる慰安婦などの諸問題を「今まで通りで良い」ということを意味する。それは、日本による外交の放棄だ。


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[ 2017/03/12 10:25 ] 外交 | TB(0) | CM(9)
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