私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年02月23日

自分らが種をまいた「メディア不信」を他者に責任転嫁するジャーナリストの愚

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 ソウルの日本大使館前に建立された慰安婦像に、日本人が書き置いていった謝罪の手紙が話題になっている。単なる手紙なら「どこぞの活動家」で済む話なのだが、その手紙の主が朝日新聞社会部の女性記者と同姓同名という事実が指摘されたのである。手紙の送り主は阿久沢悦子。指摘の通り朝日の記者本人なら、日の丸・君が代を忌み嫌い、2008年の「北巣本保育園芋ほり事件」の仕掛け人、Twitterで喧嘩を売られた橋下徹氏をして、「これまで接した朝日新聞の記者の中では最悪に質が悪い」と言わしめた阿久沢悦子、その人である。

 手紙には、「日本人の1人として、戦争犯罪にふたをする安倍政権の対応を謝罪します。慰安婦とされたハルモニたちに心を寄せ、共に戦います」と書いてあり、中には日本政府への怒りを記したA4用紙3枚分にもなる長い手紙もあったそうだ。当の朝日新聞は、「朝日新聞は「質問にお答えする立場にない」、同姓同名の記者に確認したかどうかについては、「その点については申し上げられない」と、黙秘権を使っていることを勘案すれば、限りなくクロに近い。

阿久沢悦子


 いわゆる慰安婦問題は、片が付いたイシューである。朝日新聞は誤報を取り消し、火付け役である植村隆を厄介払いした後、この問題について突っ込んだ論説を展開していない。書きたくても書けないのだろう。自社のキャンペーンが捏造がらみという大失態を露呈し、政治的には日韓合意でケリがついた。それでも、記者の中にはまだ「日本悪玉史観」に凝り固まり、こういう余計なことをする者もいるのだ。阿久沢という記者は、真実よりもプロパガンダが優先する新聞社ならではの「素材」である。

 同じ朝日系列で、Webronzaというネットメディアがある。津山恵子というライターが「メディア不信の新時代に突入」というコラムを書いているのだが、そこにこういう記述がある。

「事実」であることの説明を強いられるメディア

 Post Truthだ、fake newsだと騒ぐ前であれば、通信社や新聞社、テレビ局が報道した映像や事実が、「嘘だ」と疑われ、それをメディア側が弁護しなければならないことはなかったはずだ。しかし、今やメディアは、「私たちが報道していることは、事実だ」と、いちいち説明しなくてはならない。これが、トランプ大統領が選挙戦を通して、作り上げた、「メディア不信」の新時代だ。


 このライターの素性は定かではないが、共同通信出身で、米国から日本に向けてネタを提供しているらしい。グローバル・ボイスというサイトのインタビュー記事で、「読者が興味を持ちそうな日本人ジャーナリスト」として田中龍作、烏賀陽弘道、岩上安身などの名前を挙げている時点で「お里が知れる」というところだろう。いずれの人物も左派系の「ライター兼活動家」だ。

 さて、津山の本文に戻ろう。既存メディアと真正面から対峙するドナルド・トランプの登場によって、「嘘つき」呼ばわりされた米国のメディアは、完全にトランプ憎しの状況のようである。例えば安倍総理が朝日や毎日、東京・中日などを「嘘つき」などと言ったら、それこそ一大事である。メディアはありとあらゆるリソースを使ってバッシングを浴びせ、政権の追い落としを図るだろう。これが、米国のダイナミズムなのかもしれない。

 米国の事情は知らないが、「メディア不信」なるものがあるとすれば、それは日本も同じである。しかし、その原因を作ったのはトランプのような権力者でもなければ、報道を受け取る読者ではない。その原因は、メディア自身が作ってきたのだ。ネットが普及し、情報を独占していたマスメディアの立場は、絶対的なものではなくなった。同時に、それまで当たり前のように行われてきた「捏造」「歪曲」という情報の脚色を暴かれ、「マスメディアが流す情報が真実とは限らない」という情報リテラシーが、読者・視聴者のなかに育つようになった。

 津山恵子は、マスメディアがあたかも「トランプのレッテル張りによる被害者」であるかのように書いているが、それが米国の事情に当てはまるかどうかは別として、我が国には当てはまらない。被害者は、NHKや朝日、毎日のようなメディアが垂れ流してきた扇動・誘導に騙された読者・視聴者であり、メディアの恣意的な報道によって名誉を貶められた先人たちである。

 真実を報道しているなら、とやかく言われることはない。それより、メディアの側が真実から逃げてどうするのだ?


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