私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年02月18日

保育所の「国旗・国歌に親しむ」という新指針を「押し付け」とする、山尾の国家観

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 私が元旅行会社の社員だったころ、仕事柄、世界の様々な都市を訪れる機会を得ていたが、端的に日本と海外の違いを言えば、それは国旗の少なさである。ひとまとめに言うことはできないものの、例えば訪問がその国のナショナル・ホリデーに当たれば、街は多くの国旗で埋め尽くされている様を見る。対して日本の国民の祝日は、日の丸を掲揚する家は既に稀で、掲揚している公共機関や企業もあまりお目にかかることはない。

 GHQが日本の歴史を闇に葬ろうとし、その路線を戦後民主主義を妄信する者たちが頑なに踏襲しようとしてきたことは良く知られている。GHQは紀元節を廃止させた。紀元節が復活したのは、GHQこの祝日を廃止させてから18年後の1966年だ。このように、歴史は疎んじられ、国家に対する帰属意識が可能な限り薄められたのが、戦後日本の実態ではないだろうか。

 そんな戦後の風潮を少々するかのような質問が、昨日、国会で出た。質問の主は、ガソリーヌこと、民進党の山尾志桜里である。

民進・山尾志桜里氏 保育所での国歌・国旗に疑問 (産経)

 民進党の山尾志桜里前政調会長は17日午前の衆院予算委員会で、保育所に通う3歳以上の幼児が国歌や国旗に親しむことを明記した平成30年度からの厚生労働省の「保育所保育指針」改定案に疑問を示した。

 「子供たちが社会に愛されて社会に育まれていく。そういう環境を作ることで、子供たちの心に押し付けではない自然に社会を愛する、自分の生まれ育った国を愛する意識が芽生えていく。これが順番だと思う」と述べた。


山尾志桜里


 保育所保育指針改定案は、国家や国旗を強制しておらず、「親しむ」ことを掲げている。従って、押し付けという議論は当たらない。山尾の理論は、さしずめ、「私はこの社会に生まれた。そしてその社会が属するのは、たまたま日本という国だった」というものだろう。国というパラメーターが結果として後からついてくるという理論だ。しかし、これでは自分の国に対する愛着は育まれず、国旗を振るのは4年に1度のオリンピックと、ワールドカップサッカーぐらいなものになるだろう。これでは愛国心とは言えない。

 米国の例を見てみよう。私は米国に1年という短い期間暮らしたことがあるが、幼稚園から大人の会合まで、何かを始める前に、国旗に向かって胸に手を当て、「忠誠の誓い」というものを合唱する。

I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.
(私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います)


 あまりにその頻度が高いため、単語を覚える前に音で暗記してしまったほどだ。幼稚園の園児たちも、国旗に向かってこの文句を唱える。彼ら彼女らは、pledgeもalligianceの意味も分からないだろう。それでもこの言葉は刷り込まれ、それが米国の愛国心の柱を形成していくのだ。ある程度の刷り込みは、どの国でも行っていることであり、日本だからダメというのは筋が悪すぎる。

 国旗や国歌に対してこの程度の判断基準しか持たない民進党だから、二重国籍の持ち主を代表に据えても平気でいられるし、「国というものがなんだかよく分からない」という発想の持ち主を総理大臣にしてしまったのだろう。ズレているのは民進党である。愛国心が偏狭なナショナリズムに直結するなどと短絡的に思っているとしたら、国会議員など務まるはずがない。


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