私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年02月01日

「権力の監視」は、我々国民がマスメディアに付託したものではない

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 このところ、政治関連のニュースはドナルド・トランプに独占された状況が続いている。大統領就任後、矢継ぎ早に大統領令に署名し、選挙期間中に政策を実行段階に移している。彼の手法は、今までのリーダーと比較すると遥かに乱暴だが、かといって法に反しているわけでもなく、単純に言えば、彼の主張に賛同した有権者の期待に応えているだけである。彼は民主主義のシステムによって大統領に選ばれたのであり、これも民主主義のひとつ結実なのだ。

 ところが、このトランプにはメディアが黙っていない。NYタイムズやワシントンポスト等々、米国メディアが盛んにトランプを批判する一方、トランプの側も「私はメディアと戦争状態にある」と言い、報道機関を「地球上で最も不正直」と斬り捨て、批判の応酬が続いている。日本のメディアも概ね批判的ではあるが、やはり左派メディアのトランプ拒否反応が強い。その筆頭が朝日新聞だ。

ドナルド・トランプ


 29日(日)、社説で「米政権と報道 事実軽視の危うい政治」という社説を掲載し、メディアとの対立を鮮明にするトランプについて、こう切り出した。

 自由な報道による権力の監視は、民主社会を支える礎の一つである。トランプ米大統領には、その理解がないようだ。


 さて、権力の監視とやらを、米国民も日本国民も、メディアに託したのだろうか。メディアが権力の監視を自分に課した使命だと位置づけるならそれはそれで勝手だが、それは国民の負託を受けたものではない。メディアが勝手にそう思っているだけなのではないのか。朝日のような新聞の傲慢さとは、この「勘違い」から始まっているのではないのだろうか。

 権力者の言動をメディアが点検するのは当然のことだ。報道に誤りがあれば、根拠を示して訂正を求めればよい。政権が一方的に攻撃し、報復まで示唆するのは独裁者の振るまいだ。


 これも手前勝手な理論である。権力者の言動を点検するのはご自由に、である。だが、報道が間違っていた場合、メディアは自分らに対する批判を、同じ態度で受けることはない。吉田証言の間違いを認めた歴史的捏造報道の後でさえ、朝日は「これは女性の尊厳の問題」と論点をすり替えたのは記憶に新しい。

 「事実」を共有したうえで、議論を重ねて合意を築くのは民主主義の基本だ。政権が事実を曲げたり、軽視したりするようでは、論議の土台が崩れる。


 この部分は、あえて指摘するまでもないだろう。事実を曲げることは報道の土台を崩す行為だが、朝日は常習犯である。「どの口が言っているのか」と、反射的に思う人は少なくないはずだ。

 一方、ツイッターでの発信をトランプ氏は今も続けている。政治姿勢を広い手段で明らかにすることはいいが、自分に都合の良い情報だけを強調し、気に入らない情報は抑え込むという態度は許されない。

 権力と国民のコミュニケーションが多様化する時代だからこそ、事実を見極め、政治に透明性を求めるメディアの責任は、ますます重みを増している。


 これは、メディアが「中抜き」されることへの危機感の表れだろう。いまや、政治家がTwitterやFacebookなどSNSというツールを使い、有権者と直接コミュニケーションを取る時代である。政治家の生の声が有権者に伝われば、マスメディアがその言葉にバイアスをかけることが難しくなる。その時代に、マスメディアが権力者に対し、「まず俺たちを通せ」と言っているのだ。これは、縄張りを仕切ろうとする街のチンピラと同じで、自分たちの既得権益を脅かす者への警告 ―― 平たく言えば脅しだ。「バイアスこそ、マスメディアの価値だ」と自白しているに等しい。

 彼等は、権力を監視するのがメディアの使命だと言う。しかし、そのメディアも「第四の権力」と言われる通り、情報を軸としたヒエラルキーの頂点に立つ存在だ。ならば、彼等マスメディアを監視することは、国民にとっての使命である。特に歪曲と捏造を得意とするメディアに対しては、我々の刮目が必要だ。


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