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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2017年01月24日

テロ防止のために国民の自由や権利が制限されるのは当たり前である

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 国会は昨日より、代表質問が始まった。先陣を切ったのは野田佳彦民進党幹事長だが、民進党のページから質問の予定稿を読んでみても、大したことは言っておらず、独自色もほとんどないのでスルーする。拙ブログでも何度か持ち出した、もうひとりの芸人、大串某は、今国会の最大の焦点のひとつであるテロ等準備罪、いわゆる共謀罪について、言葉汚く総理を批判した。

テロ対策の名前を借りて、一般市民に対する権力の乱用に繋がりかねない共謀罪を創設しようとするのは、不誠実極まりない態度ではありませんか!?


 何度読み返しても、「不誠実」が何を指すのか、全くわからない。「誠実」とは「偽りがなく、まじめなこと。真心が感じられるさま」のことを言うが、誠実さでテロを防止できるのなら、それは「平和を愛する諸国民の公正と真偽に信頼」したり、また、平和憲法と声高に叫んでいれば戦争に巻き込まれないとする、もう宗教化された憲法の哲学と同じだ。これは、精神的には、干ばつに喘ぐ農民が「雨乞い」をするのと同じ構造で、具体的かつ現実的な解決方法とはかけ離れた考え方である。

 まぁ国語の問題はさておき、テロを抑止、あるいは防止するために、具体的に必要なのは、警察官を増やして見回りを強化することではない。テロは無差別攻撃であり、起きた時の被害は計り知れない。起きた時に責めを負うのは政府であり、国会である。大串ら民進党のすべきことは、彼らがいう「権力の乱用」をどう抑止するかを法案に盛り込むことであって、その法案を否定することではないはずだ。提案型を標榜する民進党は、ここでも提案を渋るのか。

 安倍総理は、大串の質問に対し、こう回答している。

テロを含む組織犯罪を未然に防止し、これと戦うための国際協力を可能にする(国際組織犯罪防止)条約を締結することは、必要不可欠であります。条約の国内担保法を整備し、本条約を締結することができなければ、東京オリンピック・パラリンピックをできないと言っても過言ではありません。


共謀罪


 国際組織犯罪防止条約は、Wikipediaによれば、署名国は147、締約国は187である。日本も署名国のひとつではあるが、批准がまだなのだ。日本は国連全体から見ればマイナーな存在であり、当然ながら、批准国からの信頼も得られることはない。

 やれ訪日外国人を増やせと合唱し、訪日外国人は増加の一途を辿る。もちろん、日本が好きな善良な訪日外国人が圧倒的に多いと思うものの、不逞な者が紛れ込む隙は比例して増えていく。不法滞在者も含め、日本人の感覚ではコントロールできない層は、減ることはないのだ。このような状況が進行する中で、何らかの対策が必要になるのは当然のことで、共謀罪は、今まで3回も国会に提出されているというが、法案として成立していないことは、立法府の怠慢とさえいえる。

 共謀罪に関しては、反対派は、国民の自由や権利を制限するなどと拒否反応を示している。護憲派には、自民党改憲草案がすこぶる評判が悪いが、その第一の理由が、国家権力が国民の自由と権利を縛るという主張だった。大串の「権力の乱用」とは、その反対派の代弁であるが、私個人的には、凶悪なテロを防ぐためには、国民の自由がある程度制限されてもやむを得ないと考える。立法府の役目は、その制限をどの程度まで許容するかを決めることであり、頭ごなしに反対を叫ぶことは、逆にテロを誘発する種を蒔くことにも繋がる。

 共謀罪は必要不可欠である。今国会では、この法案を政争の具にするのではなく、中身についての濃密な議論を展開してもらいたい。


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