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2016年もあと少しで終わるが、今年の政界で最も醜態を曝け出したのが、民進党の代表、蓮舫だろう。二重国籍問題では、他者に対して青筋を立て、舌鋒鋭く切り込む姿は鳴りを潜め、プライベートなことだと沈黙を貫いている。何かを言うと、ネットを中心に「お前が言うな」の大合唱だ。
今村復興相が、靖國神社を参拝した。こういう参拝がニュースになること自体がおかしいと思うのだがし、蓮舫はこの今村氏の参拝に対し、このように批判している。
蓮舫氏、復興相の靖国参拝「なぜこのタイミングなのか」(朝日新聞)
(今村雅弘復興相が靖国神社を参拝したことは)なぜこのタイミングなのかということを、私自身も感じざるを得ません。大戦に対するいろいろな思いがあることは否定いたしませんが、今日は日米両首脳が真珠湾、75年前に思いをはせながら、不戦の誓い、あるいは和解の力ということを、(安倍晋三)総理自身もメッセージとして発した直後です。自民党の中、あるいは政権の中が一枚岩ではないのかなという部分に、若干不信感を覚えています。(松山市内で記者団に)
なんとも支離滅裂な批判だ。国語としても成立していないように思われる。安倍総理は真珠湾を訪れ、日米両国民に対し、そして世界に向け、「和解の力」を示し、同時に不戦の誓いを立てた。この蓮舫の批判は、不戦の誓いと靖國神社が対極にあるという建付けで述べられているのだが、靖國神社は好戦的な精神の象徴でもなければ、戦争賛美の象徴でもない。蓮舫の筋書きは、特アの主張そのものなのだ。

かたや、蓮舫の批判はその不戦の誓いを明言した安倍総理にも及ぶ。
「不戦の誓いと言いながら、安保法?」 蓮舫氏(朝日新聞)
■蓮舫・民進党代表
安倍(晋三)総理がパールハーバーを訪れた。歴史的に大きな、和解の誓いというメッセージを発した。オバマ大統領とそろって真珠湾で不戦の誓いを語られたことは、大変大きな意義があると思っている。
他方で、引っかかっていることがある。不戦の誓いと言いながら、なぜ憲法解釈を変えて安保法制に突き進んだのか。来年度予算案を見ても、5年連続で防衛費は増えている。
いま、世界で最も必要としているのは国際協調、平和への道を、日本が中心となって進めていくことではないか。民進党は平和という基軸にしっかりと足を踏みしめ、国際平和をつくりあげていきたいと、この真珠湾のオバマ大統領、安倍総理のそれぞれのメッセージを見ながら考えた。(党仕事納めで)
蓮舫は、安倍総理の真珠湾訪問の前、大変大きな意義があると、一応の評価は述べた。しかし、「不戦の誓いと言いながら、なぜ憲法解釈を変えて安保法制に突き進んだのか」と、まるで頓珍漢な批判を展開している。
不戦とは、日本が自ら戦争を仕掛けることはしないという意味であり、攻められても戦わないという意味とは違う。攻められるとは、実際に攻撃を受けることと、攻撃を受ける想定がされるときに、その芽を摘むという意味をも含む。今日、自国のみで国防を完結できる国はごく僅かだ。その僅かな国は核を保有し、絶対的な抑止力を身につけている。日本とて自国のみで国防を完遂できるわけではなく、だからこそ日米同盟があるのだ。その日米同盟にとって必要だったのが安保法制で、その安保法制が今回の安倍総理の真珠湾訪問と密接にリンクしていることがわからないのだろうか。
蓮舫の批判は、批判にすらなっていない「文句の」レベルである。野党第一党の代表がこんな薄っぺらい批判しかできないのだから、政府も自民党もしばらくは安泰だろう。ところで、二重国籍問題に関する文春砲はいつ出るのだろうか(笑)。
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