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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年12月07日

安倍総理の真珠湾訪問に「反省の表明」を求める戦後民主主義者

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 安倍総理が今月26、27日、ハワイを訪問し、オバマと首脳会談を行うことが発表された。オバマの任期は来年の1月20日までであり、この会談がオバマの最後の首脳会談となるという。そして、安倍総理はこのハワイ訪問の際、真珠湾を訪問し、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊することも発表された。どちらかというと、去りゆくオバマとの会談より、真珠湾訪問のほうが大きなトピックとして扱われている。

 12月26日というのは、私の中では意味深い日だ。3年前の同じ26日、安倍総理は靖國神社を電撃参拝している。ホワイトハウスは「disappointed」と不快感を表明し、支那や朝鮮もいきり立って総理を批判した。国内の左派系メディアなど、「そら来た!」と、総理を袋叩きにした。しかし3年前に靖國を参拝したその人が、今も日本の首相である。昨年の4月、米国の上下両院合同会議で和解を軸とした演説を行い、万雷の拍手を受けた。その時から、米国メディアの歴史修正主義者という修飾は減ったように思われる。

安倍総理、真珠湾訪問へ


 今回の真珠湾訪問について、既にメディアが「謝罪をするかしないか」で騒ぎ始めている。菅官房長官は即座に「謝罪」を否定したが、「謝罪させたい側」の面々は、そんな見解などどこ吹く風だ。毎日新聞は、保阪正康を登場させ、「反省を示す必要がある」と言わせている。

安倍首相 真珠湾慰霊へ 識者に聞く (毎日新聞)

 当時の日本は政治が軍事をコントロールできなかったことを直視し、さらに太平洋戦争で最初に攻撃をしたことの責任をどう受け止めているのかを明らかにし、反省を示す必要がある。

 「戦争で亡くなった人たちの尊い犠牲のうえに、現在の平和がある」といった、ありきたりのスピーチでは、米国民、世界は納得しないだろう。しっかりした発信をできるのか。安倍首相、ひいてはわれわれ日本人の歴史観、戦争観が試される。(抜粋)


 十把一絡げに、保坂の歴史観と我々のそれをまとめてもらっては困る。保坂は同じ毎日新聞で、広島訪問でのオバマのスピーチを「やがて哲学者のごとく、宗教者のごとく、そして随所に国際社会をリードする政治家の息吹があった」と絶賛していた。そのオバマは、原爆投下について反省も謝罪も表明していない。非戦闘員の大量殺戮である原爆と、敵の兵器と戦闘員のみを対象とした真珠湾攻撃は、単純な比較が適切でないにもかかわらず、安倍総理のみに反省を求める保坂の歴史観こそ、疑問符をつけられるべきではないか。

 米国が納得しないのは、保坂の勝手な推測だろうが、もしうなるなら、米国民が自国の歴史を知らないからだろう。会談の地であるハワイは、もともとハワイ王国が米国に侵略され、国を滅ぼされ、軍事基地として要衝化された土地である。米国議会は、ハワイ併合に至る過程が違法だったと認め、公式に謝罪する両院合同決議を採択した。しかし、それで米国にとっての歴史問題は政治的には清算されているのだが、その決議の精神を今の米国民が強く意識しているとは思えない。

 歴史について反省するのは人それぞれの問題だが、オバマの広島訪問も、安倍総理の米上下両院合同会議での演説、今回の真珠湾訪問も、「和解」を体現するためのものだろう。反省や謝罪は、和解に前提を置くということだ。保坂がもし「日本の反省を示せ」というなら、保坂自身こそ対米隷属精神の推奨者であり、即ち、戦後民主主義の妄信者ということである。

 この真珠湾訪問は、オバマの広島訪問とのバーターであったことは想像に難くない。しかし、たとえバーターであったとしても、日米の緊密な同盟プレゼンスは、軍事面でいえば支那にとっては頭痛の種であり、相変わらず謝罪要求に暇がない支那と南朝鮮の後ろ向きな姿勢を浮き上がらせる。政治的という批判があるようだが、首相の言動はすべて政治的なのであって、政治を排せという方がおかしい。

 ただひとつ、安倍総理には「謝罪」と受け取られかねないような微妙な表現は厳に慎んでいただきたいと思う。


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