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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年11月06日

蓮舫を「国際化・多様性なき日本の被害者」に仕立てる朝日新聞の暴論

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 民進党蓮舫代表の二重国籍問題について、ほとんどスルーの姿勢を取ってきた朝日新聞が、今朝の社説でその問題についてご高説を垂れている。もっとも、社説の約7割ほどは、国際化や多様性などを持ち出し、一般論に終始する。そして、日本の国籍法が認めない二重国籍者の言い訳を代弁している。

 蓮舫の問題については、社説の後半に、付け足しのように論ずる。社説の最初に持ってこないのは、蓮舫の事案が問題視されるほどのものではないという、朝日のスタンスだろう。問題なのは、その内容だ。

二重国籍 多様な社会へ論議を (朝日)

 一方、政治の場での論議の発端は、蓮舫・民進党代表の「国籍」をめぐる問題だった。

 台湾籍を放棄したかどうかで説明が揺れたことは、公党のリーダーとして不適切な対応だったといわざるをえない。

 ただ、日本は外交官など外務公務員を除き、二重国籍者の公職就任を禁じていない。外国籍があるのを理由に参政権などを奪うのは、憲法が定める法の下の平等に反する可能性もある。

 二重国籍と公職とのあり方については、慎重に時間をかけて論議を重ねる必要があろう。

 多様な背景を持つ日本人が胸を張って共に暮らす。目指すべきはそんな社会である。


 この社説で朝日が批判的に述べるのは、蓮舫の“説明が揺れた”ことについてのみだ。そして返す刀で「外交官など外務公務員を除き、二重国籍者の公職就任を禁じていない」と蓮舫問題を一般化し、「外国籍があるのを理由に参政権などを奪うのは差別」だと結論付けている。要するにこの社説では、蓮舫は多様性を奪う日本社会による被害者になっているのだ。

蓮舫


 蓮舫の二重国籍問題は、乱暴に要約すれば、ふたつの大きな問題がある。ひとつは、市民団体の告発状に記されたように、彼女が選挙に出馬するにあたり、自分の経歴を詐称し、有権者を欺いた件だ。経歴詐称は公選法に抵触する可能性が高く、しかも蓮舫自身は二重国籍を認識していた疑いが強く、詐称が故意であった可能性が高い。

 もうひとつは、蓮舫が野党第一党の代表に就任し、「首相を目指す」と態度を表明し、実際にその可能性がゼロではないことだ。日本の首相が国策を設定・遂行するにあたり、二重国籍を持つ宰相がどちらの国の立場や国益を優先するかが不明であること自体が問題なのだ。

 蓮舫の二重国籍問題は、多様性とか国際化のもとに一般論で語るレベルの話ではないし、その一般論を持ち出して、蓮舫を被害者に仕立てる朝日の社説は、極めて悪辣である。

 日本政府も、二重国籍が原因での具体的な弊害は起きていないことは認めている。そろそろ「国籍唯一の原則」を再考すべき時ではないだろうか。


 朝日の本筋はこの部分なのかもしれない。国という枠組みを撤廃し、地球市民の集う社会をつくる ―― かつて進歩陣営が理想とした社会を、朝日はいまだに希求しているのだろうか。


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