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民進党執行部の顔ぶれが決まった。新代表の蓮舫が「私たちの存在を示し、選んでいただける第1歩とするための陣容だ」と説明した布陣がこれだ。
代表 蓮舫
最高顧問 横路孝弘、菅直人
常任顧問 岡田克也
代表代行 安住淳、細野豪志、江田憲司
副代表 近藤昭一、長浜博行、神本美恵子
幹事長 野田佳彦
政調会長 大串博志
選対委員長 馬淵澄夫
国対委員長 山井和則
常任幹事会議長 高木義明
常任幹事 枝野幸男
(憲法・沖縄問題担当)

いまだに菅直人の名前があるのが笑えるが、それを置いても、この人事はすごぶる評判が悪いようだ。民進党のサポーターともいえる朝日新聞でさえ、「内定した役員には、野田佳彦幹事長が首相時代に政権中枢を担った議員がズラリ。党内に融和ムードはなく、しらけた空気さえ漂っている」と冷ややかに報じ、文春は、もともと友達が少ない蓮舫の飲み友達である野田を幹事長に抜擢したことから、「飲み友達人事」と揶揄すり党内の声を引いている。そもそも人事を諮る民進党両院議員総会の出席者は所属議員の半分に満たず、最初からシラケムードが漂う人事である。
ヤジだけが目立つ山井を国対委員長に持ってくるという「まさか」な人事にも失笑するが、この人事は一人の名前を挙げてでさえ批判できる。その一人とは近藤昭一副代表だ。近藤は、1998年9月、北朝鮮の金正日が国防委員長に就任した際に、こともあろうに金正日に「心から祝福する」と祝辞を送り、日本政府が北朝鮮のテポドン発射実験に対して抗議したことを受け、「日本では少し前、共和国の「弾道ミサイル問題」に対し、過敏に反応した。この対応を大変遺憾に思う。日本はもっと冷静に対応すべきだった」と謝罪した政治家である。この人事ひとつのみを以て、民進党新執行部の節操のなさが良く分かるのだ。その他、神本美恵子という骨の髄まで日教組な議員が副代表を務めるという、恐ろしい人事だ。
野田、長浜、大串という名前が見えることから、この執行部は増税・緊縮財政派の布陣だ。いま、増税・緊縮財政で、安倍政権に勝てるのか。最初から勝負が決まっているようなものだ。
こうして蓮舫民進党が船出したが、肝心の代表について、公職選挙法第235条5項「氏名等の虚偽表示罪の疑惑」があるとして、一般有志が東京地検へ刑事告発状を提出した。告訴状が受理され、地検が動き出せば、野党第一党の代表が刑事被告人になる可能性がある。「政権交代」「選ばれる政党」などを目指すと息巻いているが、いまは検察審査会という制度もあるから、この問題が泥沼化することだってあり得るのだ。
安倍・プーチン会談で北方領土に進展があれば、その直後に解散という筋書きまで論ぜられる今日、この代表とこの執行部で自民党に対抗できると思ったら大間違い。甘すぎる。
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