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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月30日

総裁任期延長論 〜 自民党は「党の都合」を国民に押し付けるな

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 自民党が総裁任期延長に向けて動き出した。「党・政治制度改革実行本部」を設置し、本部長には高村副総裁が、本部長代行茂木政調会長が就く重厚な布陣だ。両氏は26日、党本部で会談し、速やかに実行本部の人選を行うこと、またメンバーは各派閥の代表に加え、ベテランから若手まで党内の幅広い立場を網羅した構成にすることを確認したという。

 自民党の現行の総裁任期は連続2期6年までだが、執行部側は恒久的な制度変更とし、3期9年を軸に作業を進める算段らしい。これに対し、石破前地方創生担当相、小泉進次郎農林部会長らから疑問の声が上がっている。特に、ポスト安倍を睨んで内閣改造を機に閣外へと出た石破氏は、この方針を強く批判している。

総裁任期延長論をけん制=「優先順位間違えるな」-石破氏 (時事)

 石破茂前地方創生担当相は4日、自民党の二階俊博幹事長が安倍晋三総裁(首相)の任期延長に積極的な発言を繰り返していることに関し、「まだ3年任期の1年も過ぎていない。今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と述べ、強くけん制した。閣僚退任を受けて早速、執行部と一線を画す姿勢を鮮明にした形だ。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。
 自民党則は総裁任期を2期6年と定めており、安倍総裁の任期は2018年9月に満了。二階氏は延長に関する協議機関を設置して年内に結論を出したいとの考えを示している。これに対し、石破氏は「やらねばならないことをきちんと認識することが国民の信頼に応えることだ」と主張した。
 また、石破氏は4日、内閣府職員に対する離任あいさつで「国の在り方を根本から変えていかないと次の時代に日本国を残すことはできない。その思いでこれから先もやっていきたい」と述べ、「ポスト安倍」への意欲をにじませた。


石破茂


 もし、総裁任期延長の検討が、他の案件に遅延もしくはストップをきたすほどの重い課題なのであれば、石破氏の「優先順位」という指摘には耳を傾ける価値がある。しかし、そんな批判は現実的ではない。会合や調整が足かせになるなら、派閥の会合や部会なども批判の対象になるからだ。

 そもそも、この総裁任期延長という案件は、基本的には自民党の内規の問題である。いわば、党内政局だ。総裁のポストを各派閥になるべく均等にまわすという浅知恵の産物ともいえなくはない。だが、政権与党であるかぎり、内規とはいえ、それは国益を最大限に考慮したものでなくてはならない。

 仮に、総裁任期満了を迎えた総理大臣の支持が圧倒的だったとしよう。自民党は、その世論を無視して、「我々の規則なので」と総理総裁を引き摺り下ろせるのか。自民党だけの都合で、国民から引き続き期待される総理大臣に国政から手を引かせることなどできるのか。

 私個人的には、3期9年という制度すら不要だと思う。独裁的な指導者が出てくる懸念はあるいせよ、仮にそんな独裁者が出てきたら、その段階で自民党は下野を余儀なくされる。

 繰り返すが、2期6年という任期は自民党の「内規」である。その内規のみで総理総裁の交代が必然となるなら、それは国民に対する党の論理、党の都合の押し付けでしかない。


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