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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月26日

日本政府は、対日強硬姿勢を封印する中共の足元を見よ

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 日中韓外相会談が東京で開かれたが、形だけでもあからさまな対抗姿勢が見えない日韓とは対照的に、蜜月だったはずの中韓関係は、中共の王毅の苛立ちっぷりを見ていれば、その悪化が良く分かる。王毅は、南鮮のヅラ外相には面と向かって「THAAD配備を止めろ」と恫喝したが、裏では韓流芸能人の支那メディアからの締め出しや、商用ビザの発給を止めるなど、手段は選ばない。

 この2国は、青瓦台がTHAAD配備を決めるまでは蜜月だったはずである。朴槿恵は習近平にすり寄り、歴史問題での共闘体制を確立し、対日姿勢をあらわにしたのはつい最近のことである。安全保障は米国に頼り、経済は支那に傾倒し、日本には経済活動以外で金をせびるというカメレオン外交が頓挫したのは、他ならぬ朴の責任だ。スワップ復活の話が出ているようだが、日本側は無視をすればよい。

 一方、南鮮に対して威勢のいい王毅だが、日本に対してはあからさまな強硬路線を封印しているかに見える。

中国 王毅外相「東シナ海 日本側の反応は大げさ」 (NHK)

王外相は、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海で中国当局の船が侵入を繰り返すなど活動を活発化させていることについて、「東シナ海の問題で最近いろんな報道を見たが、半分は漁期であること、半分は大げさな騒ぎだ」と述べ、日本側の反応は大げさだと主張しました。そして、「双方がすでに合意した原則に従い、現在の情勢をしっかりとコントロールし、両国関係の改善のプロセスを推し進めるべきだ」と述べました。(以上、抜粋)


王毅


 尖閣接続水域に数百の漁船が出張ってくる理由を、「漁期だから」と言われ、それを真に受ける者はいない。大袈裟な騒ぎとは報道を含めた尖閣の取り扱いのことなのだろうが、王毅はカナダの記者に対して「あなたの質問は中国に対する偏見に満ちており、傲慢だ」と恫喝した人物である。いかにも支那が報道の被害者であるかのように表現するが、まともに議論すれば支那への嫌悪感が高まることを、王毅自身が心得ているのかもしれない。ハーグ仲裁裁判所の裁定を「紙屑」と切り捨て、国際法をも無視する無法国家というステータスが確立されつつあるお家事情は、相当深刻なようだ。

 王毅は今回の外相会談を終えたメディアの前で、「歴史問題が再び起こることを望まない」などと述べ、追及はしなかったそうである。9月4日と5日に杭州で開かれるG20を前に、日本側への態度を柔和に保つことで、日本に「G20では矛をおさめろ」と言いたいのかもしれない。ただ、もしそうならむしが良すぎる話だ。

 海洋進出による国際的孤立は、中共が自分で蒔いた種だ。国家間関係、国際関係を平和に保つのが「法の支配」であり、日本はその「法の支配」を促す立場であるからには、中共を真正面から批判すべきである。ひとたび甘い顔を見せれば、彼等は尖閣に対する挑発をエスカレートさせてくるだろう。G20が終わる9月6日以降、国際社会の目と孤立へのプレッシャーから解き放たれた中共が、事態をエスカレートさせてくることは大いに考えられる。

 中国経済の先行きは暗い。破綻しないまでも、彼の国の経済が再び上昇に転じることはないだろう。経済がダメなら、中共は人民の不満を外に向ける以外はない。日本は支那の置かれた状況をじっくり観察し、挑発には対応し、そして決して迎合してはならない。G20でも遠慮せずに言うべきことは言い、我が国の立場を世界に広報することで、国際社会の「中国像」を作っていけばよい。要は足元を見ればよいのだ。


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