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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月19日

オバマの「核先制不使用」と、それに協力すべきと言う岡田克也の無知

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 民進党の去りゆく代表、岡田克也が、バイデン米副大統領の「日本が核保有国になれない憲法を私たちが書いた」という発言を、「最終的には(日本の)国会でも議論して(現行憲法を)作った。米国が書いたというのは、副大統領としてはかなり不適切な発言だ」と批判し、「(GHQが)草案を書いたかどうかというよりは70年間、日本国憲法を国民が育んできた事実のほうがずっと重要なことだ」と主張している。

 これは議論からの逃げでしかない。戦後の長い期間、憲法の出自が意図的に隠蔽されてきた歴史がある。交付から70年間経とうが、その70年という時間は、事実を知らせないメディアや教えない教育界と、憲法から逃げてきた自民党の負の歴史である。そして、憲法に対して無関心を通してきた、私たちを含めた戦後日本人の負の歴史でもある。

 日本国憲法は、明らかに曲がり角に来ている。ひと昔前であれば、憲法改正を口にするだけで右翼扱いされた。日教組が自虐史観を持つ子供を次々に社会へ送り出すシステムを動かし、メディアは相対的に左に傾き、憲法改正の必要性を否定するプロパガンダを流し続けてきた。だが、現実の国際情勢は待ったなしである。北朝鮮が核を持ち、支那は我が国を含む周辺国の海を脅かし、テロは地球規模で蔓延している。先の参院選では、野党連合やメディアが「改憲勢力3分の2を阻止」するキャンペーンを張ったが、そのキャンペーンは有権者に否定された。平和ボケはまだ深刻さを残すが、状況は確実に変化してきているのである。

バラク・オバマ


 バラク・オバマが示唆した「核先制不使用」の政策は、オバマの「核なき世界」追及の一貫性を示すものの、米国内はおろか、同盟国にすら歓迎されない。当たり前である。核は持っていても使えない兵器と言われるが、「こっちは先に撃たないから、そっちも止めてね」と言う理想主義が通用するほど、国際社会は甘くない。その理想主義の煽りを食うのが、米国から「核兵器はウチが持っているからお前は作るな」と言われ続けてきた同盟国である。

 オバマの核先制不使用という理想主義が、実際に米国の国是となり、承認された政策となるとは思えない。しかし、仮にこの政策が米国の国是となるなら、日本はそのときこそ、核武装をすべきだ。核を抑止するのは核でしかない。

「オバマ氏の核先制不使用方針に協力を」 民進・岡田氏 (朝日)

 (オバマ米大統領が検討しているとされる核兵器の先制不使用について、安倍晋三首相が反対の意向を示したと米メディアで報道されたことについて)日本国政府として、あるいは、安倍総理ご自身が、先制不使用について何らかの見解を述べたという事実があるのか。あるとしたら、どういう意見を述べたのか、明確にする責任があると思う。

 オバマ大統領が核なき世界に向かって、一歩前に進めようということであれば、きちっとそれに対して協力していくというのが、日本国政府の取るべき態度ではないか。そうでないと、大統領が広島に来られたことの意義を、日本自身がつぶしてしまっているということになりかねない。(定例記者会見で)


 この岡田の発言は、本末転倒である。オバマの核先制不使用が「核なき世界」への一歩であり、それを進んで協力するということになれば、日本が自から抑止力を削ぎ落とすのと同義だ。我が国の憲法9条が対峙する国々に全く通用しないばかりか、その国々の付け入る隙になっていることと同様に、核先制不使用は他の核保有国にとっての利益なのである。他国が日本に核兵器を投下し、仮に米国が核で応戦したところで、その最大の犠牲を受けるのが日本だ。

 オバマもオバマなら、岡田も岡田だ。こういう無知な理想主義者たちが、我が国や国際社会に不安定さをもたらすのである。


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