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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月15日

「村山談話を踏襲しながら靖國を参拝する」という矛盾から抜け出す必要性

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 今年も終戦の日を迎える。今年も多くの人たちが靖國神社を参拝するのだろうが、日本の新聞は左の朝日、毎日、東京・中日から読売に至るまで、ほぼすべてが靖國参拝に否定的なスタンスをとるため、この人出の多さの意義についての報道は、限られたものになるだろう。その代わり、彼らが好んで報道するのはこういうニュースだ。

閣僚の靖国参拝に「反対」=終戦記念日を注視―中国 (時事)

 【北京時事】今村雅弘復興相が終戦記念日に先立ち、11日に靖国神社を参拝したことについて、中国外務省は12日、時事通信の取材に対し「閣僚の靖国神社参拝は歴史に対する日本の誤った態度を反映しており、中国は断固として反対している」と批判した。

 中国は日本の「右傾化」を強く警戒しており、終戦記念日に合わせた閣僚や政治家の参拝を注視しているとみられる。

 同省は「日本が侵略の歴史を直視して深く反省し、軍国主義と一線を画し、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」と従来の主張を繰り返した。


 「軍国主義と一線を画し、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」ということばは、そっくりそのまま北京に返したい。日本には軍国主義の芽もなければ、そのような国家になる可能性すらないといっていいだろう。軍国主義が、戦争を外交の主たる手段とし、何よりも軍事力を外交の全面に押し出す体制だとするなら、良くも悪くも民主主義国家である日本で、そのような体制が国民の支持を得る可能性はない。憲法のひと文字も変えられない日本に、軍国主義など無理なのだ。

1975年 昭和帝のご行幸
1975年 昭和帝のご行幸


 この日が近づくと、日本の守旧メディアがやたらと閣僚の靖國神社参拝問題を取り上げるのだが、今年も安倍総理がこの日の参拝を見送り、稲田防衛相も外遊で、重量級閣僚の靖國神社参拝は期待できそうもない。2013年12月の安倍総理の電撃参拝を除けば、小泉元総理の参拝が礼賛された時期があった。ただ、小泉氏は靖國を参拝したものの、村山談話の強き踏襲者であった。

 2005年のアジア・アフリカ首脳会議。日本は国連の常任理事国入りを目指すために、戦後日本の存在感を示すというシナリオで臨んだという。その、百か国以上の首脳や外相が居並ぶ会議において、小泉氏は、「我が国はかつて植民地支配と侵略によって、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切なる反省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ...」と語った。まるで、村山談話のコピーである。

 こういう歴史観を示しながら、一方では靖國神社に参拝するという矛盾 ―― 我が国が脱却しなければいけない矛盾ではないだろうか。閣僚が参拝すると、朝日らの守旧メディアは「外交的挑発と捉えられかねない」「偏狭なナショナリズムを生む」などと批判する。しかし、前述の中共外務省のコメント通り、彼らはこの歴史カードは未来永劫手放さないのだ。従って、靖國参拝を譲歩すれば解決するという性質の問題ではない。

 もちろん、支那や朝鮮の主張に、米国が相乗りしようとしている現実はある。だが、ブッシュ元米大統領が来日の際に靖國参拝を希望したというのは有名な話もある。それ以前には、英国のエリザベス女王も参拝の意向を伝えてきたという話もある。そのオファーは、外務省がことごとく断ってきた。ブッシュやエリザベス女王が参拝していれば、状況が変わっていただろう。靖國に喧騒をもたらしているのは、支那や南朝鮮のみならず、日本のメディアと官僚組織であることを、頭の中に入れておきたい。


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