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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月11日

岸田外相の非礼な抗議と、動じない中共 ~ 尖閣に必要な次の手はなにか

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 尖閣諸島周辺の接続水域で挑発を続ける支那公船と大量の漁船。一部が日本の領海に侵入したことで、日本政府は抗議のレベルを一段階上げた。岸田外相が9日午前、中共の程永華駐日大使を外務省に呼び出し、8分間にわたって程を報道陣の前で晒し者にしたうえで、数々の挑発的行動に対する抗議を行った。礼を重んじる従来の日本外交とは一味違うアプローチだが、この岸田外相の抗議は支那の行動を変えさせるまでには至っていない。外相の抗議と同じ9日の午後、12隻の支那公船が尖閣沖の接続水域を航行し、うち4隻が領海に入ったのだ。

岸田外相と程永華


 日本人に平和の概念を教えるなら、先の大戦より、現在の中共の行動をつまびらかにしてやればよい。ハーグの仲裁裁判所が出した「中共の領有権主張を認めず」という裁定すら「紙屑」だと言い張り、その裁定の対象である南シナ海の人工島では軍事拠点化が急ピッチで進んでいる。常識で考えれば、国連の機関である仲裁裁判所の裁定こそが平和的解決の手段なのだが、彼らはそれすら無視する。彼らこそが日本およびアジア諸国の平和を脅かす存在なのである。

 外務省は10日、「尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について」という資料を公表し、尖閣沖の支那公船等による挑発の現状を広報した。そのなかに、「主な抗議の例」が示されているのだが、支那への抗議は日課から時間単位、分単位になるまで数が増えている。

<主な抗議の例>
8月5日(金)
【中国公船による領海侵入】
15:05 頃/16:30 頃 アジア大洋州局参事官 → 在京大公使参事官
17:10 頃 杉山外務事務次官 → 程永華駐日大使
17:30 頃 伊藤在中国大次席公使 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

8月6日(土)
【周辺海域に新たに複数の中国公船確認】
11:45 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使
13:15 頃 横井駐中国大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理
18:00 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長
18:15 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

8月7日(日)
【周辺海域に新たに複数の中国公船確認】
08:29 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使
10:15 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

【中国公船による領海侵入】
11:25 頃 杉山外務事務次官 → 程永華大使
13:25 頃 横井大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理
14:00 頃 滝崎アジア大洋州局審議官 → 郭燕・在京大公使
17:00 頃 杉山外務事務次官 → 程永華大使
20:10 頃 石兼総合外交政策局長 → 郭燕・在京大公使
21:20 頃 石兼総合外交政策局長 → 郭燕・在京大公使
22:10 頃 横井大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理
【現場の緊張を更に高める中国側の行動】
23:15 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

8月8日(月)
【中国公船による領海侵入】
12:45 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使
16:00 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長
19:30 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使
21:10 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

8月9日(火)
10:10 頃 岸田外務大臣 → 程永華大使
11:10 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長
13:50 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長
14:15 頃 四方アジア大洋州局参事官 → 郭燕・在京公使
16:40 頃 滝崎アジア大洋州局審議官 → 郭燕・在京公使
17:37 頃 四方アジア大洋州局参事官 → 郭燕・在京公使
18:15 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

8月10日(水)
11:19 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京公使


 この抗議が、外務省の「私たちは抗議しています」というエクスキューズでないことを祈るが、これだけ抗議しても現状が変わらないということが、事態の深刻さを物語っているようにも思える。


 現在、リオでオリンピックが開催されている。平和の祭典とされるオリンピックの期間中に、平和の真反対の行動を繰り返すのが中国共産党だ。外務省はこれらの横暴に関し、五輪を政治利用してまでも、「支那こそ平和の敵」である事実を、国際社会に対して積極的に広報していくのが良いだろう。ただ、広報だけでは支那の行動に変化をもたらすとも思えない。

 尖閣には日本の実効支配を示す物理的な何か必要だ。灯台やヘリポート、船泊りというアイディアが出て久しい。その程度のつつましい設備を建設して支那が騒ぐようなら、彼らが南シナ海で力づくで実行している軍事要塞化を、より鮮明に宣伝できるのではないか。


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[ 2016/08/11 09:30 ] 外交 | TB(0) | CM(11)
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