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私的憂国の書

民主主義を希求しつつ、日本における戦後民主主義を否定する。真の主権回復は戦後レジームの打破から生まれる。
私的憂国の書 TOP  >  2016年08月06日

稲田朋美新防衛相は、守旧メディアのバカ発見器である

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 安倍総理が3日に行った内閣改造だが、閣僚の顔ぶれとともに、党役員人事、特に二階俊博の幹事長就任が話題となっている。この政治家については過去に何回か書いてきたので、詳論は省く。が、カネの集まる幹事長が、海を隔てた隣国用の貯蓄をしはじめないか、党内部で是非監視と監査をして欲しいものだ。

 二階と妙に「対」になっているのが、防衛相に就任した稲田朋美氏である。この抜擢は、将来の総理候補として、畑違いの分野も経験させておくという、安倍総理の配慮とも言われる。稲田氏は自民党内でも右派というレッテルを貼られているようだが、その右派という定義はマスメディアが作ったものだ。日本の守旧メディアが稲田氏を批判的な論調で語ることの材料にするのが、稲田氏が衆議院議員当選してはじめて8月15日を迎えた2006年以来、毎年欠かさない靖國神社参拝だ。戦犯という、日本憲政が否定したはずの存在をいまだに追及する守旧メディアにとって、首相や閣僚の靖國参拝は極めて都合が悪い。靖國に参る政治家を右派ないしは右翼と呼ぶことで、彼等は支那や南鮮に対し、忠誠を宣言しているようなものなのだ。

稲田朋美


 赤旗なんぞ、安倍総理を含む自民党の現職閣僚すべてが「日本会議国会議員懇談会」「神道政治連盟国会議員懇談会」「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のいずれかの議員連盟に所属歴がある「靖国」派の政治家であるとまで言っている。靖國とは少しずれるが、防衛白書が発表された際の朝日新聞の社説を読むと、まるで支那や南鮮の立場を代弁するような論評を、恥ずかしげもなく載せている。

 とりわけ今回は、昨秋の安全保障関連法の成立後、初めての白書である。世界有数の規模をもつ自衛隊への憲法の縛りを緩め、海外での武力行使に道を開いた以上、その意図は何か、これまでよりも丁寧に説明する責務があるはずだ。

 日本の防衛政策の柱である専守防衛はどうなったのか。白書は「相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使するなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢」という従来の記述を踏襲しただけだ。これでは法制による変化を反映したとは言えない。

 たとえ安保法制で認められた集団的自衛権の目的が「日本の防衛」だとしても、発動されるきっかけは、日本以外の同盟国や第三国がかかわる事態だ。少なくとも専守防衛は変質したと言うべきであり、何も変わっていないかのような説明では、かえって疑念を招きかねない。


 誰に「丁寧に説明する責務」なのか、誰が「かえって疑念を招きかねない」のか、語るまでもないだろう。自衛隊、憲法、靖國神社等はセットであり、それらのひとつでも犯す政治家がいれば、守旧メディアの標的になるのだ。いったいこんな報道姿勢を、読者が望んでいるとでも思っているのだろうか。

 4日に行われた、新防衛相に対する報道各社の共同インタビューは、愚劣そのものだった。記者らは防衛に関する諸問題をわきに置き、もっぱら稲田氏の歴史認識を追求した。詳細は産経のサイトに掲載されているが、先の大戦を日本の侵略によるものとする守旧メディアのスタンスを否定させるべく、稲田氏にストーカーまがいの執拗さで迫り、言質を取ろうとしている。稲田氏は、「私の個人的な見解をここで述べるべきではない」「防衛相としてその問題について答える必要はない」「歴史認識において、最も重要なことは客観的事実が何かということだ」「防衛相として答える立場にはありません」と、無難な受け答えをしたが、稲田氏が重要閣僚である限り、また、将来の総理を目指す限り、このようなストーカー質疑は継続するだろう。

 私が個人的に呆れたのは、最後のこの部分だ。

 --中国、韓国のリーダーと侵略かどうか知りませんと言って議論するのか

 「あの、そういう単純な質問はないと思うんですね」

 --欧米のメディアはそこに集中している。単純な議論を私がふっかけているわけではない。影響を受けるのはわれわれ日本国民だ

 「私は昨年、首相が出された70年談話。この認識と一致いたしております」


 どの報道機関の記者がこの質問をしたのか、是非知りたいものだ。この記者は、侵略に対する考えを問題視しているのは欧米(および中韓)のメディアだと言っているのだが、それを焚き付けた日本のメディアの責任を完全にスルーしている。「影響を受けるのはわれわれ日本国民だ」ということばに至っては、「いったい何様だ」という感想しか浮かばない。我々日本国民を貶めてきた張本人は、彼ら日本の守旧メディアの側である。

 この手の質問は、日本の守旧メディアの「我々は中韓、欧米メディアのマッチポンプ役を担っている」という宣言ととらえるべきだ。かつて、産経の阿比留記者が、政府高官に向けて「安倍政権とは失礼ながらバカ発見器ではないか。今まで本心を隠してきて普通のふりをしてきたバカたちが、どんどんカミングアウトとしている」と言った。その意味で稲田氏は、日本の守旧メディアのバカ発見器と言えるのだろう。彼らこそ、我々日本人にとっての敵なのだ。


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