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明日投票日を迎える都知事選。最終盤に入った今も、自民党のゴタゴタが止まらない。自民党都連は、都連会長の石原伸晃と「都議会のドン」と言われる幹事長の内田茂の連名で、「小池を支援すれば処分」という文書を出し、それがバレて赤っ恥をかいた。ところがそれではとどまらず、今度は党中央が動いている。全国の自民党議員に対し、都内に住む知り合いの有権者に増田に投票させるよう、大上段からの号令だ。
【2016大乱闘 都知事選】小池氏“攻撃指令”文書を入手 自民本部が全所属国会議員事務所に送付 (夕刊フジ/ZAKZAK)
都知事選は終盤戦に突入し、「無党派・小池氏vs組織選挙・増田氏」のバトルが激化している。
自民党は「もう少しで小池氏に追いつける」と判断したのか、「締め付け」を強化している。
自民党都連の「(親族を含めて)非推薦候補を応援すれば除名対象」という文書だけでなく、別の文書も出していた。
自民党本部は15日、谷垣禎一幹事長らの名で、全所属国会議員の事務所に「重要」と書かれた2つの文書を送付した。夕刊フジは独自入手した。

第1の文書は「東京都知事選挙における選挙ハガキご協力のお願い」とある。議員1人につき、投票依頼のはがき30枚が割り当てられ、党本部職員が25日までに回収に行くと記されている。
自民党のベテラン秘書は「地方選出の議員までとは非常に珍しい。しかも党職員が(チェックのため)回収にくる。すさまじい執念、締め付けだ」と驚きを隠さない。
第2の文書は「東京都知事選挙における友人・知人名簿ご協力のお願い」とあり、全国会議員に、都内在住の知人や友人、企業などの名簿提出を求めている。アンダーラインで「議員本人にお見せ頂き、相談の上ご提出ください」と強調されており、名簿提出の「確実性」「精度」にこだわったとみられる。
この壮絶な組織戦は、政府自民党の一部幹部が仕切っているという。
「幹部は周囲に『小池氏だけは許さない』と息巻き、あらゆるパイプを使って組織戦を展開している」(周辺)
都民はこの戦いをどう見るのか。審判は31日に下される。
総務大臣までやった割には知名度が低く、無党派層の掘り起こしが当選の必要条件だった増田陣営だが、石原慎太郎氏が声高に「大年増の厚化粧の女に任せるわけにはいかない」という明らかな女性差別発言をし、逆に女性票を減らしてしまった。息子の伸晃可愛さに演壇に登場した慎太郎パパだが、その息子の足を引っ張ることになろうとは、かなりのアイロニーである。
東京の「非核都市宣言」を出したいと言って、電力系労組の組織票をみすみす逃すのが鳥越だ。ロクに計算もできないような人物のようだが、逆に、増田陣営は組織票が基盤だ。しかし、こういうなりふり構わぬやり方は小池氏への露骨な虐めと直結して解釈される可能性もあり、効果があるかは疑問だ。政党幹部の一部が仕切っているというのだが、入院中であるはずの谷垣幹事長は名前を使わせることを本当に許可したのだろうか。
選挙は戦いである。当選するのは一人だけで、それ以外の候補はすべて敗者だ。自民党の中央も都連も、勝負に勝つにはなりふり構わずといったところなのだろうが、組織が目立てばそれだけ党利党略が見えてしまう。今回の戦い方は、決して上手いとは言えない。
自民党がこんなかたちでゴタゴタを露わにするのだから、野党はしっかりとした統一候補を立てれば勝てた勝負ではなかったのか。要するに、鳥越のような中身のない人物を担いだ時点で、野党は負けていたのである。
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