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特に噛みついたことも粘着したこともないのに、Twitterで私をブロックする池田信夫氏が主宰するアゴラ研究所で、「シルバー民主主義をどうする」というセミナーを開いている。氏は今の政治をシルバー民主主義(老人優遇の政治)と称しているようで、その主張の中心には自民党がいるということなのだろうが、果たして自民党はシルバー世代に人気があるのか。また、他の世代ではどうなのか。
読売新聞が興味深い調査結果を発表している。7月6日にデジタル版で配信された「自民、比例第1党の勢い…10代の半数与党支持」という記事に、年代別の支持政党のグラフが出ている。

自民党は13年参院選並みの18議席獲得も視野に入ってきた。年齢別に見ると、全世代で他党を上回る支持を得ている。特に若年層に強く、18、19歳は5割近くが自民党を支持している。18、19歳は安倍内閣の経済政策を6割弱が評価していて、30歳以上の世代よりも10ポイント以上高くなっている。
自民党は20歳代で4割強、30歳代でも4割弱の支持を集めている。
新たに選挙権を得た18、19歳は、半数以上が与党を支持している。(中略)
民進党は序盤調査から伸び悩んでいる。民進支持層の8割強を固めて2桁の議席獲得を射程圏内に入れたが、無党派層の支持は序盤調査に比べ自民党に迫られている。年齢層が高くなるほど支持を集める傾向にあり、18~29歳の支持は1割だったのに対し、60歳以上では2割弱だった。
共産党も60歳以上から1割弱の支持を集めるが、若年層に浸透していない。13年参院選で獲得した5議席からの上積みを狙うが、序盤調査以降の勢いは弱まっており、比例選第3党争いでは公明党にリードを許している状況だ。
それぞれの世代が、どの程度真剣に支持政党を決めているかは不明だが、国政選挙が近いこともあり、いつもの世論調査よりも若干は政治を身近なものと意識した上で決定しているのだろうと思う。
SEADLsなる若者を利用し、若年層にアピールを試みた野党連中だが、目算は完全に外れている。18歳~20代では民進党の支持率は極めて低く、野合のど真ん中にの役者、共産党は、18、19歳の支持が最低だ。老人世代に1割弱の支持があるといっても、同党が一所懸命背中を押してきた広告塔のSEALDsを擁してさえも、若年層からは見放されている。
民進党は、「18~29歳の支持は1割だったのに対し、60歳以上では2割弱だった」そうだ。これは非常に興味深い。普通に考えれば、2009年夏以降、3年余の禍根は、より身近に政治を感じている高齢層に深いはずである。だが、民進党はその高齢層に行くに従って支持率は上がっている。逆に、政治に縁遠いと言われる若年層には全くウケていない。なぜだろうか。
ひとつには、ネットがあるだろう。7年前の夏の時点で政治に興味はなくても、その当時の失政の数々は、ネットに近い若年層にとって、入手するのは簡単だ。ネットに縁遠い高齢者より、若年層のほうが民進党の現実をより身近に感じているという、一つの例証ではないだろうか。ちなみに、共産党が高齢者ほど支持が厚いのは、動員される老人たちを見て想像がつく。
ネットにはゴミ情報が散乱しているが、メディアが伝えない光る真実もある。民進党や共産党の年代別支持率の傾向は、彼らの政治的な酷さを、若年層こそ手にしているということではないだろうか。
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